「労働条件」を聞いてくる学生を私が歓迎していたたった一つの理由

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8月1日、大学生の就職・採用活動が開始された。いま企業の採用面接が盛んにおこなわれているだろう。当然、学生もブラック企業には就職したくない。そのためには労働条件を細かく聞いておきたいもの。ただし、そんな思いも採用担当者からは好意を持たれないという現実もある。『

を読んで。

元採用担当者の私がどう感じたかというと、

「何を言っているのか? 全く情けない。」

です。もちろん、こういうことを言う「企業」の側に対してですよ。

別のITベンチャーの採用担当者も、悪意を持って社員を酷使する企業は問題だが、労働法を順守していない企業は「山ほどあります」としたうえで、学生の権利意識の高さに苦言を呈する。
「うちのような中小ベンチャーは、法律ギリギリのラインで働かなければ、それこそメシのタネがなくなってしまうのが現状。労働条件がよいから入りたいという学生はこちらから願い下げです」

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「願い下げ」なんて上から目線と痩せ我慢で言っている前に、悪いと自ら認めている労働条件を良くして良い学生を集めるのがあなたの仕事でしょう。

「労働法を順守していない企業が山ほどある」なんて、自ら法律違反を犯していると公言までして、私はこの企業は何故こんな採用担当者を野放しにしているのかとすら思います。

私がここまで言うには、もちろん理由があります。

私は、「ぜひ労働条件について聞いて欲しい」と思ってやっていたからです。

私のいた企業は、以前には色々経緯もあり、労基署から「これでいいです」とお墨付きをくれるところまで、何段階かに分けて労働条件の改善を重ねてきました。

ちなみに、ここで私がいう「労働条件」とは、「法的にきちんとやっている」という意味です。給料が高いとか、福利厚生が充実しているという意味ではありません。

残業をしたら残業代が出る、休日出勤をしたら振替休日が取れる、サービス残業はさせない。そういう、法律で決まっていることをきちんと正しくやっているという意味です。

会社説明会で、おそるおそる「残業代は出ますか?」と聞いてきた学生さんがいました。

私は「当然です!」と胸を張って言いました。内心、(よくぞ質問してくれた!)です。

でも私は、学生さんから質問が出るまでは、こうした労働条件の話は会社説明の中ではあえて出しませんでした。

何故かというと、自分の会社では法律を守るという「当たり前のことをやっている」だけですので、それを自慢気に言うのはおかしいからです。

「私は赤信号では必ず止まっています」なんて言っても何も自慢にならないのと同じです。

でも、それができていない企業が多いのは確かに事実です。

だからと言ってそれを開き直って正当化して、自分の痛いところを聞いてくるような学生はいらないって、やっぱりそういう企業には未来はないと思います。

「こちらから願い下げ」と言っているうちに、学生から逆に願い下げられるでしょう。

確かに、労働条件「ばかり」を聞く学生さんが来たとしたら、私も「もうちょっと他の面も見て総合的に判断した方がいいよ」とアドバイスするかも知れません。

でもそれは、労働条件の質問を大歓迎して、きちんと隠すところなく堂々と事実をお答えした後での話です。

それが話せない企業に、学生の会社の選び方を上から目線で批判する資格はない

というのが、私が今日言いたかったことです。

さて、この記事を読んで、「結局自慢かよ!」と言う人がいるかも知れません。

私は、こう言い返したいと思います。

「悔しかったら御社でもきちんとやってみれば?」

うちの会社は、社運をかけて全社を挙げて是正してきたのです。

当たり前のことをするのはどれだけ大変だったか、何もしようともしない御社よりは、よほど分かっているつもりです。

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