定年の廃止も、引き下げも、悪くない。

0ade097ac088b0428366e9fcfff8ea4b_s

年金の支給年齢引き上げに伴う、定年引き上げの流れは、今後も続いていくものと予想される。そもそも大量の人員を抱える大企業にとっては、「むしろ定年を引き下げて欲しい」というのが本音だが、待遇の良い大企業にぶら下がり続ける社員が多いのが実情だ。「日本には無駄な中間管理職が多すぎる」という指摘もある。
こうした企業は、むしろ定年を引き下げ、雇用の流動化を図るべきである。
消える「定年」 健康な限り働く時代へ WEDGE Infinity(ウェッジ)

を読んで。

今現在の趨勢は、年金財政が原因で、企業に肩代わりをさせる形の定年引き上げの法律に、各企業が従っている形だ。65歳までは定年引き上げなり、再雇用なりを法的にやらなくてはいけない。

今後はどうなっていくのかということについては、大きく分けて2つの考え方がある。一つは定年の廃止、もう一つは上に書かれているように、定年の引き下げだ。

この2つは、一見正反対のように思える。でも、働く側に立って見てみるとどうだろうか?

まず、定年が廃止されたらどうなるか?

その気になれば一生、死ぬまで働くことができるということだ。死ぬまで賃金をもらえるのであれば、経済的には安心かも知れない。でも、自分が死ぬまで、今の会社が安泰であるという保証は何もない。

それに、「死ぬまで今の仕事を続けたいか?」と自問自答したとき、「そうしたい」と本当に思えるだろうか?

それはすなわち、今勤めている会社、今やっている仕事が、自分の一生そのものだということだ。それは、自分が望む人生なのだろうか?

私は、定年という制度は、必ずしも悪いとは思わない。人生には節目が必要だ。学校に卒業があるように、仕事にも、そうした節目の時期があってこそ、それを機会に、それからの人生を考えなおすことができる。

定年が無くなると、その節目が与えられなくなる。何も考えない人は、本当に、死ぬまで何も変わらずに過ごしてしまうことになる。それでいいのか? その人生が果たして幸せなのか?

定年が無くなると、人々はそういう疑問を、持ち始めると思う。

では、どうすれば良いか?

定年が無くなったら、辞めどきは自分で決めるということだ。

今の仕事で一生を終わりたくないと思った人は、では、次は何をするのか? それをするためにはいつ辞めるのが最適か?

そういうライフプラン、キャリアプランを、自分で考えていくことになる。何も考えずに、会社のいう通り定年まで働けば良いと思っていた人にとっては、初めてのことを考えなくてはいけないだろうが、本来、そういうことは、誰もが自分で考えていくべきことだったはずだ。

定年を廃止することの最大のメリットは、私はそこにあると思う。一つの会社に一生を捧げるという価値観は、既に終わっているのだから。

では、定年の引き下げはどうだろうか?

これは、企業の側からすれば新陳代謝と人件費の引き下げというメリットがあると思われるが、そうではなく、上に書いたことと理由は同じだと考えれば良いのではないかと思う。

つまり、一人ひとりがキャリアプランを考えなおしてもらう機会を、強制的に作るということだ。まだ、いくらでも再起動できる若い世代の時に。

私は、これも考え方としては悪くないと思う。定年が中年期であれば、間違いなく再就職の市場は活性化する。定年後の職探しは定年が60歳の時より、やりやすくなるだろう。

私としては、やはりそういうことは人から強制されるよりは、自分の人生なのだから自分で辞める時期を決めるのが一番良いとは思うのだが、あまりそういう意識のない人にとっては、刺激になって良いのかなとも思う。

結論をいうと、私は定年の廃止も、引き下げも、決して悪くないと思っている。

一番良くないのは、年金財政のつけを企業に回している後ろめたさで、政府が及び腰になっている今の状況ではないだろうか。

LINEで就活相談

LINEで就活相談受け付けています。【無料!】

就活でのお悩みの相談や、記事を読んでの質問など、この記事を書いた「就活・キャリアアドバイザー西川明宏」(国家資格キャリアコンサルタント)に聞いてみたいことがあったら、お気軽にLINEでメッセージください。

豊富な人事経験、カウンセリング経験からアドバイスさせて頂きます。

まずは下のアイコンをクリックして友だちに追加してください。

友だち追加数
LINE ID : @nishikawa

あなたからメッセージを送って頂くまで、こちらからは誰が登録したかわからないシステムになっていますので、どうぞご安心ください。

  • ・空いた時間に対応しますので、回答に少々お時間がかかることがあります。気長にお待ちください。
  • ・個別の企業の採用情報の提供や企業の紹介などは対応できません。
  • ・ご相談内容を、個人が特定されないように一般化した形で、お断りなくブログのネタに利用させていただくことがあります。
  • ・このブログの更新情報を送らせていただきます。

あなたのメッセージをお待ちしています!

広告
レクタングル(大)広告
レクタングル(大)広告
関連コンテンツ広告
 

この記事をシェアする

この記事を書いた人をフォローする

広告
レクタングル(大)広告