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決して良い退職理由ではなかったのに転職が成功した二人の例

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「前職の在籍が短かった場合は、またすぐ辞めると思われるんじゃないか?」

「仕事がきつくて辞めた場合は、またすぐ辞めると思われるんじゃないか?」

そういうマイナスの理由が自分にあることで、転職が難しいのではないかと考えている人がいます。

でも、必ずしもそうでもないことがあるのです。

以前、私の会社で採用された2人の転職者の実例をお話します。

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新卒で会社選びに失敗したAさん

Aさんは、新卒で小さな電気設備工事の会社に入社しました。

ところが仕事が想像していたものと全く違い、わずか数ヶ月で退職。うちの会社に応募してきました。

面接をすると、特に本人に問題はない。ただ、学生時代の就活では、十分に企業のことを調べずに、なんとなく内定をもらった企業に入社してしまったようでした。

学生ですから、仕事のことも企業のことも良く分からずに入社してしまうというのは、誰にでもあり得ること。

Aさんについては、よくある失敗をしてしまっただけということで、本人の性格や適性が良いと判断されて採用されました。

危ないところでブラックな環境を逃げ出したBさん

Bさんは、某ホームセンターの企業に勤めていました。

数年間働いていたのですが、とにかく仕事量が多く、残業の日々。精神的ストレスも大きい。

ある日、仕事帰りにクルマを運転中、あまりの疲れから居眠りしてしまい、あわや高速道路で事故を起こしそうになりました。

そのときに、Bさんは、「これ以上ここで働いていたら死ぬ」。そう思って転職を決意しました。

面接のときに、前職でのあまりにも過重な労働環境は十分理解できましたので、辞めて良かったと思えました。

同時に、話の中からBさんの仕事に取り組む姿勢や責任感が感じられ、採用に至りました。

この2人は今でも元気に働いています。

じつは、このAさんとBさんは、私がいた会社の人事部の中堅女性部員2人なのです。

私と、当時私の上司であった人事部長の2人で彼女らを選びました。

2人とも、入社後数年経ちますが、今も元気で働いています。

それどころか、会社の基幹部門で無くてはならない重要な戦力になっています。

私は、彼女らを選んだ自分の目に間違いが無かったことを誇りに思っています。

貴重な失敗をして成長した自分に自信を持とう

転職者を採用するときに、どこの人事部でも一番気にするのは前職の退職理由。

「また同じような理由で辞めてしまうのではないか?」

ということです。

逆に言えば、これからはその「同じような理由」はもう存在しないということを、納得させられれば良いわけです。

学生のときには企業のことがわからなかったAさんは、貴重な失敗をして今は企業を見る目もでき、私の会社を受けに来てくれました。

事故一歩手前まで行って死にそうになったBさんは、今度はブラックではない企業を選ぶ必要がありました。

どちらも自分には非はありません。

人生の中で誰もが経験する失敗や挫折、ちょっとした寄り道をして貴重な学びをしてきたのです。

そのことを正しく評価できる企業。

それこそが、あなたが選ぶべき企業ではないでしょうか?

自分の過去に自信を持ちましょう。

きっとあなたの失敗を評価してくれる企業は現れますから!

では、今日はこのへんで!

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