自分の好きなことを仕事にするのが一番幸せだろうと、漠然とは思っていても、そのことに自信が持てなかったり、そもそも何が好きなのかよくわからない。
そういう人もいると思います。
「好きなことを仕事に」することについて、考えてみてほしいいくつかのポイントをまとめてみました。
好きなことがわかっている人は・・・
まず、自分が何が好きなのかわかっている人、好きなことがある人は、迷うことなく、それをやりましょう。
好きなことがあるということは、神様が「お前はそれをやれ」と言っていることだと、私は思っています。
だって、「あなたは何故、それが好きなのか?」 と聞かれたら、理由はたぶんわからないでしょう?
何故わからないかと言うと、それは自分ではなく、神様が決めたことだからです。
言い換えれば、それが「使命」とか「天命」とかいうものなのです。
「好きなもの」と「好きなこと」は違う。
ここでちょっと注意すべきことがあります。
それは、あなたが好きなのは好きな「もの」ではなく、「こと」でしょうか?
例えば、あなたは自動車が好きだとします。
自動車は「もの」です。
そして仕事は、何かをする「こと」です。
あなたが自動車が好きなら、仕事としては、それをどうする「こと」なのか?
自動車を作ること?
自動車を売ること?
自動車を運転すること?
「こと」で考えると、仕事が見えてきます。
きっかけは「もの」でも構わないのですが、その段階で止まってしまう人がいます。
あなたが好きな「こと」を仕事に選びましょう。
なぜ、好きなことを仕事にするのがいいのか?
そもそも、何故、好きなことを仕事にするのがいいと言われるのでしょうか?
それは、それがあなたが人のために最大限に役に立つ方法だからです。
そして、人の役に立てることが人としての最大の喜びだからです。
どんな仕事であっても共通して言えることがあります。それは、
好きでやってるヤツには絶対勝てない。
ということです。
俳優でもスポーツ選手でもアーティストでも良いので、あなたが大好きな有名人を1人思い浮かべてください。
その人はその仕事をいやいややっていますか?
仕方なくその仕事をしていますか?
絶対違いますよね。きっと、その仕事が好きで好きで仕方がないからやっているはずです。
人は、好きなことをするとき、最大の力を発揮します。そのようにできています。
だからこそ、その人はそこまで上り詰めることができたのです。
好きなことがわからない人は・・・
それはわかったとしても、そもそも自分には好きなことがない。
そういう人は、
「自分ができることで他の人に役立つことができることは何だろう?」
と考えてみてください。
引越し屋さんはタンスなどの重い荷物を運んでくれます。
「自分はタンスを運ぶことが好きで好きでしかたない」
という人は世の中に、まあゼロではないでしょうが、まずいないでしょう。
でも、筋力があってタンスを運ぶことができる人は、そのことで他の人の役に立てるわけです。
決して好きなことでなくても、自分がやったことで、他の人の役に立つことができて、感謝されたら、きっとうれしいですよね。
そういう、仕事のやりがいもあるのです。
それでもわからなければ・・・
たまたま巡りあったり、人から勧められたりしたことをやってみればいいのです。
既に人がやっていることであれば、大抵のことは誰でもできます。
心配いりません。
特に決めた業界もなしに合同企業説明会に行っていたら、通りかかった企業に呼び止められてなんとなく話を聴いてみた。
それがきっかけでその企業を受けてみるというようなことは良くあることです。
それはそれでいいのです。
人生、どんなことが縁になるのか、わからないものです。
きっかけは何でも、それも縁だと思って始めて見る。
やってみたら、意外と面白くなってきたとか、やってみたら、これは苦手だとわかったとか、そのときになってまた、考え直したり、やり直したりすればいいのです。
だって、最初は好きだと思って始めたことだとしても、それだって長い人生の間では、変わってくることもあります。
一度就職したら、それで一生決まるなんてことはないのです。
人生に無駄なことは一つも起きない
でも、できるだけ失敗したくない。
その気持ちはわかります。
でも、失敗するということで学ぶことも多くあります。
失敗してみないとわからないこともあります。
どんなことも必ず人生の糧になります。
そういう意味で、人生に無駄なことは一つも起きないのです。
そういうようになっています。
今、あなたに好きなことがあってもなくても。
希望の就職先に行けても行けなくても。
大丈夫です。
本当に、大丈夫です。
では、今日はこのへんで!