「ありがとうございました!これで完成したので出してきます!」
と彼は元気よく言って帰ろうとしました。
明日の選考で提出するエントリーシートを添削してあげて、出来上がった安心感と達成感で元気が出たようです。
「ちょっと待った!」
と私は言いました。
「え?」
「それ、忘れずにコピーしとけよ!」
面接の準備のためにコピーを保管
一生懸命に書き上げた履歴書やエントリーシートは、提出前に忘れずにコピーしておきましょう。
その理由は、主に2つあります。
1つ目は、履歴書やエントリーシートは面接の資料として使われ、そこに書いた中から質問されたりすることです。
ただでさえ緊張する面接の現場で、自分が書いたことを思い出せないと、書いたことと違うことを答えてしまったり、矛盾したことを言ってしまったりします。
面接日には、履歴書やエントリーシートのコピーを必ず持参し、待ち時間などに見返して頭に入れておくようにしましょう。
手書きの内容を使いまわすためにコピーを保管
もう1つの理由は、せっかく苦労して書き上げた内容を次の機会に活かすためです。
志望動機は受験する企業ごとに変えなくてはいけませんが、自己PRや「学生時代に頑張ったこと」などは、他の企業に同じ内容を使いまわすことができます。
もちろん、業種や職種が違えばそれに合わせて変える必要もありますが、同業種だったら同じものを使える可能性が大きいです。
OpenESのようなデジタルデータであれば、パソコンやクラウドに保存されていて使いまわすことが簡単ですが、手書きの履歴書やエントリーシートはコピーする以外保存方法がありません。
苦労して書いた履歴書やエントリーシートは、あなたを表す大事な成果物。
ぜひ、できたら出してしまって、後は何も残らない。
なんて、もったいないことはしないでくださいね。
では、今日はこのへんで!