お答えしましょう。
一言で言えば、単純には
関係ない
です。
では、どのような場合に面接時間が長くなったり、短くなったりするのでしょうか?
もちろん、企業の採用ですから、多くの受験者をさばかなければいけないことや、面接官のスケジュールの関係で、やむなく面接時間が短い場合もあるでしょうが、そうしたケースはここでは除外しておきます。
受験者によって、長かったり短かったりする場合について考えます。
面接時間が短い場合の理由
2つのケースが考えられます。それも正反対の理由です。
少しの会話だけで、その人の魅力や優秀さが分かってしまった場合。
少しの会話だけで、その人が必要とされる能力(主にコミュニケーション能力)がないと分かってしまった場合。
です。もうこれ以上、見る必要がないと面接官が判断した場合ですね。
ですから、面接時間が短かった場合に、「ダメだったんじゃないか」と早とちりする必要はありません。
良かった場合でも面接時間が短いことがある
のです。
このことは別の記事に書きました。
面接時間が長い場合の理由
これも2つのケースが考えられます。
一つは、面接官側のやり方や性格、そして資質の要因です。あらかじめたくさんの質問を用意しておいて、順番に全部質問するので時間がかかってしまう面接官や、受験者より自分が多くしゃべってしまって時間がかかる面接官もいました。こうした場合は、受験者側から見て、ある程度分かりますよね。
もう一つは、なかなか判断できない場合です。
私が過去に経験した実例をお話します。新卒の2次面接です。
彼は、第一印象は、ちょっとボーっとした人なのかな?と思えました。
でも、話しているうちに、
「この人には何かある。もうちょっと掘り下げて聞いてみたい。」
と思えるようになってきたのです。私と一緒にやっていたもう一人の面接官も同じように感じていたようでした。
彼の過去のエピソードから、彼の本質を探り出そうと、気づくと二人で必死になっていました。
結局、その面接は予定時間の倍くらいかかりました。こういうことは滅多にありません。
その時の彼は、今、同期の中で一番のスピードで管理職に昇格しました。
あのとき、時間通りで面接を切り上げていたら、優秀な彼は今、どこか他の会社で活躍していたことでしょう。
まとめ:面接時間の長短は合否に関係ない
面接時間が短かった場合は、良かったか悪かったかはどちらとも言えません。
面接時間が長かった場合は、それが面接官の要因でない場合は、期待が持てると思います。
その他、私の以前からの採用担当者仲間が意見を寄せてくれましたので、こちらも参考にしてください。
ぜひ、参考にしてこれからの面接を頑張ってください!