面接には、大きく分けて個人面接とグループ面接(集団面接)があります。
個人面接は受験者は1人、グループ面接では3~5人くらいです。
今日はグループ面接の特徴について考えてみましょう。
グループ面接をする企業側の目的は?
グループ面接をする目的は、主に2つあります。
1つは新卒の1次面接など、多数の受験者を処理しなくてはいけない場合です。この場合は仕方なくグループ面接になっているので、積極的な理由ではありません。
もう1つは、グループ面接ならではの観点で受験者を見ようとしている場合です。
グループ面接ならではの観点とは何でしょうか?
実はグループ面接では、
自分が回答する番でないときの受験者が見られている
ということです。
集団面接では、自分が質問に答えている時間以外の、他の受験者が質問に答えている時間があります。
このときにどうしていたら良いか?ということなのですが、基本的に他の受験者の話を良く聞いていましょう。
顔を他の受験者の方に向ける必要はありません。受験者は一列に横並びに座らされていると思うので、無理に顔を向けると不自然になりますので、顔は前を向いたままで良いです。
他の受験者の話を良く聞いているということを態度で示すために、適度にうなづいたりすると良いでしょう。
場合によっては、「今の人の意見についてどう思いますか?」などといきなり振られたり、「同じ質問ですが、あなたはどうですか?」などと聞かれることもあります。
そんなときには、他の受験者の話もよく聞いていないと分からなくなってしまいます。
良くあるのが、他の受験者が質問されているとき、次は同じ質問を自分もされると思って、自分はどのように答えようかを考えてしまい、人の話を全然聞いていないことです。
そうすると、突然振られたときに真っ青になりますので、注意してください。
また、もう一つ大事な注意点があります。
集団面接では長い回答は禁物
ということです。
自己PRや志望動機などを聞かれることは多いでしょうが、ありがちなのが、憶えて来たことを全て話そうとすることです。
このこと自体もあまり良くないのですが、特にグループ面接の場合は、限られた時間の中で複数の受験者に満遍なく回答してもらう必要があるので、あなた一人が時間を取りすぎると他の受験者の時間がなくなってしまいます。
そのようなことを気にせず、話したいだけ話していると、面接官はあなたの話を聞くよりも、時間を気にしてイライラして来ます。そうなると、あなたのことを「空気が読めない人だ!」という評価をしてしまう可能性があります。
この点も十分注意するようにしてください。
では、今日はこのへんで!