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就活で高学歴者が中小企業に落とされる4つの理由

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自分は何も悪くないのに!? 面接で落ちることがある「就活生の3つのパターン」|ガジェット通信 GetNews
自分は何も悪くないのに!? 面接で落ちることがある「就活生の3つのパターン」

に4コマ漫画がありました。

日本ナンバー2の国立K大学の学生が、就活で落ちまくり。

「どうせ大手行きたいんでしょ?」「うちは滑り止めでしょ?」

と言われて落とされるというのです。

「自分は悪くないのに・・・」

もっともです。これを「逆学歴フィルター」というそうですね。

こういうことは実際、多いのでしょうか?

上記の記事の解説に、こんな文章がありました。

私の友人にも、このような人がいました。帰国子女でTOEIC900点というスペックの持ち主でしたが、「転勤したくないから」と一般事務を志望していました。
すると、結構な数の企業から「本当は総合職が良いんでしょ」と言われ、落とされたのだそうです。そこで履歴書の資格欄にTOEICの点数を書くのをやめたら、途端に面接通過率は大幅にアップしたのだとか。

私も採用担当をしていたとき、これと非常に似たケースが実際にありました。

同じくバイリンガル、いやトライリンガルの才女でした。それが、事務職で応募してきたのです。聞くと、

「興味のあった業界で海外展開をしている企業なので魅力を感じていたが、募集職種がそれしか選択肢が無かったので」

ということでした。

この人が応募してきたときは確かにそうだったのですが、実はこの人は非常にスペックが良かったため、後日採用枠を設けて国際営業職で採用したという後日談があります。

でも、もしその特例扱いがなければ、人事部としては、この人は能力がありながら不採用としていたことは間違いありません。

この例に限らず、非常に高学歴の人が中小企業で落とされるということは実際にかなりあると思います。

それは何故なのでしょうか? 私は主に4つの理由があると思っています。

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【高学歴者が中小企業で落とされる理由】1.そんな高学歴の人が来るのは何かあると思われる

中小企業は、

「うちにはそんな高学歴の人は来てくれるはずがない」

と思っています。そこまで卑屈に考えていないにしても、高学歴の人が来ないことは長年の事実として認めています。

ですから、珍しく高学歴の人が来ると、

大企業から敬遠されるような人に言えない理由がある人なのではないか?」

もしくは、

「何らかの大きな劣等コンプレックスを持っていたり、極端に自分を卑下すような性格の持ち主なのではないか?」

と勘ぐられたりすることがあります。

人に言えない理由があるなら、うちの面接でも当然言わないだろうと思いますので、

「止めておいた方が無難だろう」

ということになってしまうのです。

【高学歴者が中小企業で落とされる理由】2.スペック高いのにもったいないと思われる

高学歴の人はもっと良い企業に行けるのに、うちになんかに来るというのは、自分の学歴の価値を分かっていないんじゃないか。実にもったいない。

「うちなんかに来ないで、もっと良い企業にチャレンジしてくださいよ!」

という気持ちで不採用にすることもあり得ます。

確かに、自分が高学歴であることを意識していない人はいると思います。大企業が必ずしも良いということはありませんが、高学歴の人はそうでない人と比べて、大企業の門が広いことは事実としてありますので、自分自身もったいないことをしていないかは、考えてみるべきかも知れません。

【高学歴者が中小企業で落とされる理由】3.将来本人が不満になる可能性がある

高学歴の人が来てくれて、うちなんかに入ってくれば嬉しい。でも、将来、もしかしたら、

「自分はこんな仕事のために入ったんじゃない!」

とか、

「こんな低い給料は自分の学歴に見合わない」

などの不満を持ち始めるんじゃないだろうか。

そう心配することもあります。せっかく入社して、能力があるからどんどん成長してくれても、いずれ不満になってすぐに辞めてしまうようであれば、これも

「止めておいた方が無難だろう」

ということになってしまうかも知れません。

【高学歴者が中小企業で落とされる理由】4.学歴は関係ない

中小企業の中には、上に書いたように「うちなんかに来るはずがない」という企業側の学歴コンプレックスのあるケースもあるのですが、逆に、全然学歴を気にしていない企業もあります。

出身校などほとんど見ません。

学歴ではなくあくまでも本人次第

そういう見方をする企業も、少ないかも知れませんが、あります。

そういう企業にとっては、高学歴者でも本人がダメなら落としますし、低学歴者でも良いと思えば採ります。

自分はたまたま高学歴だけれど、それを気にしてくれないほうが良いという人もいますよね。

そういう人にとっては、こうした学歴を気にしない考え方をしてくれる企業は居心地が良いかも知れません。

でも、上に書いたように「後で不満が出てくる」というように自分がならないかどうかは、しっかり考えておいた方が良いでしょう。

まとめ:チャンスは最大限に活かす、でも決しておごらない

就職活動は、自分にとって学歴というものがどういう意味があり、これからの人生においてどういう意味を持つのか、また、どういう意味を自分で持たせていくのか、それを考える機会になると思います。

これからの時代は、あくまでも実力次第であり、学歴を気にしない企業が多くなるとは予想されますが、まだまだ現状は、学歴フィルターは厳然として存在していることは事実です。

学歴が高いということは、良い企業に行きやすいということは間違いなくあります。そのチャンスは最大限に活かしましょう。

でも、学歴が通用しない世界も、学歴を気にしない世界もあるということも謙虚に受け止め、

決して学歴に頼らず、自分自身を高めていく

ことは、就職活動でも、そしてそれ以上にこれからの人生で必要なことは言うまでもありません。

最後に、高学歴が原因でなくてもこんなことがあるという記事も書いていますので、良かったら併せてお読みください。

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