就活も終盤の時期になると、多くの人が内定を取り始めるのですが、内定は取ったものの、そこに行くかどうか、最後の決断が出来ない人が多くいます。
何故ためらうのかと言うと、本当に行きたかった第一志望の企業なら二つ返事で決断できるのですが、そうじゃない第二、第三志望の企業だったからなんですよね。
つまり、自分にとって理想の企業じゃない。そこに妥協して行ってしまっていいんだろうか?
後で後悔するんじゃないだろうか?
その気持ちは分かるんですが、こう考えてみてはどうでしょうか?
第一志望の企業に入るのは初恋の人と結婚するようなもの
第一志望の企業や、そこしか考えていなかったという企業に入れる人は、確かにそのときは迷いがないかも知れません。
就職は良く恋愛や結婚に例えられますが、第一志望の企業に入ることは、言ってみれば、初恋の人と結婚するようなものです。
でも、実際には初恋の人と結婚する人はめったにいませんよね。
それに、あなた自身も、初恋の人と結婚したいとは思っていないのではないでしょうか?
では、それなのに何故、就職では第一志望の企業に入りたいと、まだ思い続けているのでしょう?
就職も結婚と同じで、それはやっぱり縁。
あなたも企業を選ぶ。企業もあなたを選ぶ。その両方が噛み合ったとき、初めて内定となります。
でも、考えてみてください。
日本の企業数は、約170万社(個人事業主は除く)と言われています。
日本の大学4年生で就職する人の数は約38万人(2015年度の就職した学生数)です。
これだけの数の中で、一人の学生と一つの企業が相思相愛になって初めて、内定になるのです。
そう思うと、すごい縁だと思いませんか?
まして、一番最初に出会った相手と一緒になれるなんて、奇跡的な確率だということもわかるでしょう。
片思いを卒業して、あなたは大人になったのです。
あなたが第一志望の企業を選んだ理由は何だったでしょう?
有名だから。昔から憧れていたから。業界一の企業だから。
それが理由なら、あなたのその思いは、中学生がアイドルに熱を上げるのとあまり変わりません。
もちろん、恋愛でもそういう時期はあります。
でも、失恋も経験したあなたは、もう中学生とは違うのです。
就職も結婚も、誰もが憧れる相手と一緒になることが1番幸せではなく、あなたに合った人と一緒になることが1番幸せなはず。
第一志望への片思いを早く卒業して、あなたと一緒に仕事をしたいと言っている企業のことを好きになってみませんか?
人生の幸せは、意外と手の届く所に転がっているものです。
あなたがそれを見つける目さえ持っていれば。
では、今日はこのへんで!