先日、私の勤める大学のキャリア相談室に、こんな相談をしに来た学生がいました。
「第一志望の企業の選考日と、学校の教職過程ガイダンスの日がかぶってしまいました! 企業にはもう選考に行くと言ってしまったのですが。。。」
さあ、困りましたね。
でもこういう、大学の大事な日と選考の日程がかぶるというのは良くあることです。
特に教職課程を取っている人は、5月~6月ごろには教育実習の期間がありますよね。
教育実習期間は、就活はできません。
そのときに選考がかぶったらどうしたら良いでしょうか?
教育実習と選考がかぶったら企業に事情を話して日程を変えてもらいましょう
まず、学生の皆さんに心してほしいことは、
学校の行事の方が就活より優先である
ということです。
毎日の授業であれば、1度くらい欠席しても取り返すことができる場合は、選考を優先しても良いかも知れません。
でも、ガイダンスとか教育実習とか、その日を逃したら後がないような大事な学校の行事の場合は、選考とかぶっても絶対に選考を優先してはいけません。
そういうときには、企業に日程を変えてもらえないか頼んでください。
私は以前は企業で採用担当者をしていましたが、学生さんの中には、
「他社の選考とかぶったので日程を変えてください」
なんて言ってくる人もいます。
そんな質問をされたときには、さすがに、
「なんだよ、他社の方が優先度高いのかよ」
と面白くなかったりしますが、学校の行事があると言ってきた場合は違います。
学生の本分は学業である
そのことをまともな企業であれば理解していますので、快く日程変更に応じてくれるはずです。
特に、教育系の学科の学生さんであれば、長期間の教育実習があることも、企業の採用担当者であれば知っています。
毎年のことですので、教育実習があると言えば、絶対に選考日程は変更してくれますので、どうか気後れせずに、日程変更をお願いしてみてください。
くれぐれも、冒頭の学生のように、いくら第一志望だからと言って安易に答えてしまわないように!
大丈夫ですから。
では、今日はこのへんで!
この記事を書いた人

- 就活・転職・キャリア・オンライン相談室
-
国家資格キャリアコンサルタントです。
医療機器メーカーの人事部で中途・新卒の採用業務を15年経験後、大学キャリア相談室での就活支援から社会人の転職支援まで幅広く活動しています。
日頃の生態を知りたい方はFacebookをフォローしてください。