という記事では、会社説明会では「こんなふうに質問をしよう」ということを書いたのですが、今回は逆に、「こんな質問はやめておいた方がいい」ということを書いてみたいと思います。
【会社説明会でのNG質問】1.壮大な質問
未来に関すること、経営全体に関することですね。
「御社の10年後の事業展望は?」
「御社のグローバル化における具体的戦略は?」
とか、会社がこれからどうなるのか?という、壮大かつ漠然とした質問です。
そういう質問が出れば、一応は答えると思いますが、相手が単なる人事採用担当者の場合、あまりふさわしい質問ではありませんね。
本音は、
(そんなの俺もわからんよ、社長に聞けよ)
かも知れません。
あなたが広い視野を持っていることをアピールしたい狙いもあるのかも知れませんが、人事採用担当者に聞く質問としては、相手を困らせてしまう質問の一つですから、止めておいた方が良いでしょう。
【会社説明会でのNG質問】2.数字的な質問
「○○商品の国内でのシェアは何%でしょうか?」
「直近3年間の育児休業取得者の数と、その後に職場に復帰されている人は何名くらいいらっしゃいますか?」
など、数字で答えさせる質問も、ときには相手を困らせてしまうかも知れません。
だって、説明する人事採用担当者が、会社に関するあらゆる数字を全部憶えているわけではないからです。
人事採用担当者が知らない数字の場合、恥をかかせてしまう可能性もありますので、数字に関する質問は止めておいていただけるとうれしいです。
(以前の人事採用担当者である私がその経験をしましたので・・・)
【会社説明会でのNG質問】3.ダメ出しな質問
じつはこれ、私が大昔に就活中の学生だったときにやってしまった失敗です。
一応、その企業の製品と競合他社の製品を調べて、その差などを把握していたつもりだったのです。
で、競合他社は出しているが、その企業ではまだ出していない種類の製品について、
「御社は出遅れているのではないですか?」
という質問をしてしまったのです。
当時の学生の私は、きっとドヤ顔で、
「どうだ、よく企業研究してるだろ。問題意識も高いだろ」
くらいに思っていたと思います。今思えば、あー恥ずかしい。。。
その質問をしたときの、人事採用担当者のムッとした顔を今でも憶えています。
いくら自分が正しいことが言えても、それで相手の気を損ねるような質問はしてはいけません。
【会社説明会でのNG質問】4.仕事をする意欲を感じさせない質問
給料や残業、また休日に関することなど、つまり社員の待遇面について質問するのはNGということは、一時言われていたことです。
でも最近は、どの企業もブラック企業だとネットで書かれたら死活問題になりますので、改善の努力をしていますし、世の中の雰囲気も「働き方改革」を推進しようという感じになっています。
ですから、以前のように待遇面を質問するのは、決して悪いということはありません。
でもいきなり、
「年間の休日は何日くらいでしょうか?」
「土日は必ず休めますか? 休日出勤したら代休はもらえますか?」
のように、休むことばかり心配しているような人は、
「こいつ、働く気があるのかな?」
と思われてしまうのは仕方ありません。
せっかくの質問の機会は、あなたの意欲を感じさせるような質問にしておいた方が良いのは、いつになっても同じだと思います。
では、今日はこのへんで!