「就活ではまず自己分析をしなさいと言われるのですが、やり方がわかりません」
という質問は良くありますね。
でも、必ずしも「まず自己分析」ではなくて良いのです。
就活の取っ掛かりは、企業の研究から始めてみるのも一つの方法
就活用の「業界地図」のような本が色々出ていますが、まずはこんな本を見てみる、または合同企業説明会に行って企業の話を聞いてみる。
そうした企業研究にとりかかってみると、幾つかは「あ、この業界面白そう」とか、「この仕事は楽しそう」というものが見つかってくるはずです。
それは企業研究そのものなのですが、そのように思ったら、そこから、「何故自分は今これを面白そうと思ったのか?」「何故これが楽しそうと感じたのか?」を問いかけてみてください。
きっと、昔の何かの体験がそのきっかけになっているはずです。その体験が、今のあなたを作っている原体験、ルーツなのです。
これは、業界や仕事という外の世界への探求とは逆に、自分の内側への探求です。
まさにこれこそが、自己分析そのものなのです。
自己分析をする目的は自分のセールスポイントを見つけること
さて、就活で自己分析をする一番の目的は何でしょうか?
それは、受ける企業に対して一番マッチする自分のセールスポイントを見つけることです。
あなたの適性、能力、興味。それらがあなたが入りたいと思う企業が求めているものとマッチしたとき、あなたは採用されます。
上のように、興味ある業界から自分のルーツを導き出したら、それは自然とその業界にマッチしたものになっているはずです。
だからそれが最強の自己分析であり、就活の自己分析はそれで良いと言えるのです。
自己分析のやり方が分からない人は、いったん離れて、業界地図でも見てみてください。
何か、ピンと来るものがあったら、それがあなたの出発点です。
あとは、行動あるのみです。
では今日はこのへんで!
この記事を書いた人

- 就活・転職・キャリア・オンライン相談室
-
国家資格キャリアコンサルタントです。
医療機器メーカーの人事部で中途・新卒の採用業務を15年経験後、大学キャリア相談室での就活支援から社会人の転職支援まで幅広く活動しています。
日頃の生態を知りたい方はFacebookをフォローしてください。