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自己分析のやり方が分からなければまず履歴書を書いてみるという方法

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「自己分析のやり方がわからない」という人にお勧めしている方法があります。

それは、なにはともあれ、履歴書を書き始めてみる。ということです。

それが良い理由は何でしょうか?

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履歴書を書くために考えることが自己分析そのもの

だからです。

そもそも、就活において自己分析は何のためにするのでしょうか?

就活でのあなたの「売り」を見つけるためです。

あなたの良いところ、あなたができること、あなたが興味を持っていること。

それがあなたの「売り」となる部分です。

それが何なのかを探すのが、就活での自己分析です。

ところで、履歴書は、企業が応募者について知りたいことが無駄なく網羅されている用紙です。

逆に言えば、あなたの大事な「売り」を過不足なく企業に伝えることができるように作られています。

だから、履歴書を書くことで、就活で必要な自己分析が、無駄なく効率的に行えるのです。

履歴書の各項目でできる自己分析の内容とは?

では、具体的に履歴書を書くことでどんな自己分析ができるのかを見てみましょう。

上半分は住所や学歴などの個人情報の部分ですので割愛して、その下の記述欄の項目を見てみましょう。

この例は、私が今勤務している大学の指定履歴書の内容ですが、どこのものも似たり寄ったりだと思います。

「得意な科目または研究課題、その成果」

ここでは、あなたが大学に入った目的であった学業について、どんな興味をもってどんなことに取り組んできたかを書きます。

これを書くことで、再度自分が何故この大学を選んだのかを振り返ることになります。

でもこれが結構、「得意な科目なんて何もない」と頭を抱えてしまう人がいます。

それはつまり、学業のために大学に入っていない人だということです。

大学に入る目的は人それぞれですから、それが悪いとは言いませんが、この大学を選んだことは自分にとって何だったのか、再度考える機会になりますね。

「学業以外に力を注いだこと(クラブ、文化活動など)、その成果」

大学という期間は、人生の中で最も自由な時間があるときです。

その貴重な期間を、何もしないで過ごすこともできますが、大事な人生の方向を決める時期でもあるわけですから、大学時代にしかできない何かをした方が良いです。

この期間をあなたがどのように使い、何に取り組み、どんな成果を出したか。

あなたが自分で選んで力を注いできたことは、どんなことであれ、あなたが大事だと思うこと、あなたがやりたいと思うことが形に現れたものであったはず。

自分はどんなことに取り組むことができ、そこからどのような糧を得ることができる人間なのか。

大学時代を振り返ることで、それがわかります。

そして、わかったあなたの価値観や能力こそ、そのまま仕事を選ぶことに結びつくのです。

「自己PR」

「私は、◯◯な人間です。」から書き出します。

自分は、一言で言うならどんな人間だろう? 一番アピールしたい自分の良いところや強みは何だろう?

それを考えてみる機会になります。

そして最初の1行が書けたなら、それを証明するための具体的な過去のエピソードを探します。

過去のエピソードが全然思いつかなかったら、最初の1行に書いたことは本当ではなかったことになります。

どうしても難しかったら、逆に書いてみる方法もあります。

過去に、何かに成功した経験、誰かに褒められたり喜ばれたりした経験はなかったでしょうか?

それが思い出せたら、その結果は、自分のどんな力によって得られたのか?を逆に考えていくのです。

「志望理由」

今のあなたは何に興味を持っているのか?

何をしたいと思っているのか?

それが志望理由の前提となります。

志望する企業は、それを実現することができるステージとしてあなたが選ぶのです。

学生時代に力を注いできたことや自己PRを書くことで自己分析が進んできたあなたには、自然と思い浮かぶものができているはずです。

 

履歴書を書くことによる自己分析の方法、いかがだったでしょうか?

私の実際のカウンセリングでは、学生さんに履歴書の下書きを書いてもらいながら、一緒に過去を振り返り、自分の良いところややりたいことを掘り出す作業をしています。

「自己分析しなくちゃ!」と思いつめなくても、それで自然にできていくのです。

では、今日はこのへんで!

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