(この記事は、2019年に大学3年生になった人、卒業して就職するのは2021年という人に向けて書いています。)
大学3年生になると年度初めのガイダンスなどで、就活のことを大学からも話されて、「そろそろ何か始めなくちゃいけないかな?」と思っているでしょう。
でも、いつ頃までに何をやればいいのか? これからの就活スケジュールはどんな感じになるのか? まだわからないですよね。
今日は、2021年卒の新卒の方向けに、私の今までの経験と世の中の動向から、就活スケジュールの予測について書いてみたいと思います。
6月までにざっくりと方向性を決めましょう
昨年、今年の状況から言えることは、来年も間違いなく採用スケジュールは前倒しされるだろうということです。
夏休みにはインターンシップが始まりますが、その告知が6月から始まります。
具体的にはリクナビ、マイナビといった就活サイトでのインターンシップエントリが6月1日から始まり、同時に大規模なイベントも実施されます。
ここ1〜2年の傾向として、インターンシップが実は第1次選考を兼ねていたり、インターンシップに行った人だけに特別選考の案内が来たりということが、目立ってきていますので、すでに行きたい企業があるような人は、そこのインターンシップに行くことは、もはや必須と言って良いでしょう。
一方、まだ全然方向性が決まっていない人も多いと思います。そのような人は6月1日までにざっくりでも良いですから方向性を決めましょう。
具体的に言えば、どんな業界に興味があるのか、どんな職種が自分に向いているのかということを大まかに考えることです。
それを考えないことにはインターンシップを選ぶこともできないからです。
夏休みの間にインターンシップに2つか3つでも行くことができれば、そこからまた業界研究が深まりますので、ざっくりときめた自分の方向性が正しかったかわかりますし、逆に違った場合は軌道修正ができてきます。
夏休みにはインターンシップという名の選考が始まる
インターンシップは本来企業研究の一環ですが、前述したように、ここ1〜2年の傾向として、インターンシップが実質的に選考の第1段階であるというケースが多くなっています。
また、そうでなくても応募者の多い人気企業のインターンシップでは、応募時に選考が行われます。
選考内容は履歴書やエントリーシートによる書類選考だったり、面接だったりしますので、実質的に本番の応募と同じことをインターンシップの応募でやらされることになります。
そうしたことの準備としては、早めに履歴書などは準備を始めておくことが必要です。
できれば、4月に3年生になると同時くらいには、自己分析を兼ねて履歴書の下書きを始めることをお勧めします。
それと並行して、業界研究をして自分の軸を定めて行ってください。
本格的なエントリ開始は2020年3月から
3年の夏から始まったインターンシップは、冬休み明けまで断続的に続きます。
早い場合は、「インターンシップという名の選考」によって1月や2月に内定が出ることになるでしょう。
そんな企業もある一方、大部分の企業については、3月から本格的な応募受付が始まります。
何故3月かというと、リクナビやマイナビでのエントリーがこの日に一斉に開始されるからです。
リクナビやマイナビというネット媒体なしには、多くの学生を集めることが難しいので、大部分の企業はリクナビやマイナビのスケジュールに合わせて動かざるを得ないということです。
3月1日以後は会社説明会のスケジュールが告知され、申込みができるようになりますので、その日からのスタートが出遅れないように、その日までに応募したい企業を少なくとも何社かはリストアップできているという状態にしてください。
会社説明会に参加し始めると、企業からその後の選考の案内があったり、履歴書やエントリーシートをいつまでに出してくださいという指示があったり、それが複数の企業で並行して始まることになりますので、非常に忙しくなります。
会社説明会に行ってから最終的に内定が出るまでの選考の内容や、時期については企業それぞれですので、以後はもう、受けている企業の指示でスケジュールが進んでいくことになります。
来年の就活はオリンピックの影響もあり、間違いなくスケジュールは早まる
以上が今の3年生のこれからの就活スケジュールについての話でしたが、全体として言えることは、来年は今年度より間違いなくスケジュールが前倒しになってくるということです。
その大きな要因の一つが、東京オリンピックです。
オリンピックという、国家規模の大イベントは企業の活動にも色々な面で影響を与えますので、採用活動はできればそれまでに終わらせておきたいという企業が多くなると考えられるからです。
今までは秋まで、場合によっては冬になるまでズルズルと採用活動を続けざるを得なかった企業も、2020年に限っては、オリンピックが始まる夏までに採用を終了することを目標にする可能性があります。
2021年卒の就活。
先輩たちの動きよりも一歩早めに動く。
それを心がけてください。
では、今日はこのへんで!