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これからは新卒でも「退職金」の欄を気にして企業を選んでみよう。

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先日、相談中に「やっぱり企業を選ぶには福利厚生が気になる」という学生さんがいて、話を聞いてみたら「退職金」という言葉がでてきました。

これから就職しよう、しかも一番若い新卒なのに退職金を気にするのか? と思ったのですが、でも考えてみたら、新卒の皆さんにもこれは結構重要な項目なのです。

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定年まで勤めたくても、実際勤める人は少ない

ちょっと前の調査で、半数以上の学生さんが「できれば定年まで勤めたい」と言っているのを見て驚いたことがあります。

でも実際は、新卒の3割が3年以内で辞めるのが、昔も今も平均ですし、特にこれからの時代は「終身雇用」という考え方自体が薄れてきて、自分のキャリアアップのために積極的に転職をする時代に間違いなくなっていきます。

自分も何年か以内には辞める可能性が高いのだ。と思っておく方が現実的だと思います。

そうなると、そのときに退職金がもらえるのかもらえないのかは、新卒の人にとっても無視できない項目だということになります。

でもよく考えたら、多くの場合は、次の転職先が決まってから転職するでしょうから、その時点でまとまったお金が必要ということは特にないですよね。

そう考えたら、遠い先ではありますが、本当にお金が必要となる時期、つまり定年退職の時点でまとまったお金がもらえる方が良いと思いませんか?

特に皆さんが定年になる頃には、日本の公的年金制度がどうなっているかわからないですしね。

オススメは「確定拠出年金」の制度がある企業

企業に退職金制度があるかどうかは、募集要項の福利厚生の欄を見ればわかります。

退職金制度の有無やその内容は、法律でこうしなければいけないと決まっているものではないので、企業によってまちまちですが、オススメは、「確定拠出年金」と書いてある企業です。

「確定拠出年金」自体について詳しく書くとこのコラム以上に長さが必要になってしまうので超簡単に説明します。

企業はあなた専用の口座を作って、そこに毎月給料とは別に積立をしていきます。

そして積み立てたお金は、あなたが60歳になったときに引き出すことができます。

退職金なのに「年金」という名前がついているのは、60歳になるまで引き出せないからです。

じゃあ、途中で辞めた場合はそのときには何ももらえないじゃないか。と思いますよね?

確かにそうなのですが、「確定拠出年金」が良いのは、途中で辞めて転職する場合、転職先の企業にも同じ「確定拠出年金」の制度があれば、今まで積み立てた分をそのまま次の会社の口座に入れることができるのです。つまり、転職しても積立が続くのです。

これは、これからどうなるか分からない公的年金の代わりに、企業が民間でのあなたのための年金を作ってくれているようなものです。これはいいですよね。

普通の退職金制度は、辞めたときに一時金と言って、ある程度のまとまったお金をもらってそれで終わりですが、死ぬまでの長い間のことをちょっと考えてみるのも、就活には必要なことだと思いますよ。

では、今日はこのへんで!

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