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転勤によって良い方向に変わった2つの実例の話

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「転勤」や「地方勤務」を少し前向きに考えてみませんか?
学生さんに就職先の条件を聞くと、かなりの人が、 「できれば実家の近くで勤めたい」 「転勤のないところがいい」 というようなことを言います。 本当は総合職が良いのだけれど、転勤があるので一般職を希望したいという人もいます。 気持ちはわかるので...

という記事で、転勤や地方勤務にも良いところがいろいろあるので、毛嫌いせずに考えてみませんか? という話を書きました。

今日はその続編というか、私が以前人事として勤めていた会社で、転勤によって良い方向に変わった実例を2つほど紹介したいと思います。

人生においてとても大事な「住む場所」を変えなくてはいけない「転勤」ですが、仕事人生の中で、それが飛躍のチャンスになることもあるのです。

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上司が変わってメキメキ実力を上げたA君のケース

A君は昨年入社したばかりの新人営業マンでした。

ところが上司の営業所長による彼の評価が良くありません。

「なんであんなやつを採用したんだ!あんなやつ見たことない!」

と、営業所長は人事部に文句を言ってきました。

A君を採用した人事部としては、そんなひどい人だったとは思わないし、営業所長がそこまで言う理由が良くわかりませんでした。

でも、上司がそこまで言うのであれば、A君をそのままにしておくこともできず、上司の不満も収まらないので、やむを得ずA君を他の営業所に転勤させました。

その後、A君はどうなったと思いますか?

メキメキと営業成績を上げ、数年後にはなんと社内のトップ営業マンになってしまったのです。

あのとき、転勤しないで最初の上司の下にいたままだったら、もしかしたら彼は埋もれていた能力を発揮することなく、つぶれてしまったかも知れません。

彼は決してダメ社員ではありませんでした。最初の上司との相性が悪かったのです。

会社員は上司を選ぶことができません。

ですから、自分と相性の良い上司に巡り会えるかどうかは、運、不運がすごくあります。

転勤によって、自分と相性の良い上司に巡り会えれば、自分の能力を最大限に引き出してもらえるかも知れないのです。

転勤と職種転換でうつ病から救われたB君のケース

B君は採用時は営業を希望していたので、ある営業所に配属されて営業マンとしてスタートしました。

ところが、お客様との対話に異常なストレスを感じ、それを重ねるうちにうつ病になり、長期間休むことになってしまいました。

復職にあたって、人事部長は彼と面談をしました。

話を聞くと、彼の性格には営業職は向いていなかったのではないかと思われました。

B君は、営業を希望して入社したのに、本当はそれに向いていなかったというのを、最初はなかなか受け入れなかったのですが、人事部長の勧めにしたがって、本社の総務部への転勤を受け入れました。

総務部に勤めはじめて、B君は徐々に明るさを取り戻していきました。

彼の性格には、外に出て人と会う仕事よりも、コツコツと地道な事務作業に取り組む方が向いていたのです。

今では、とても気の利く総務部員っぽい感じになって頑張っています。

大切なのは人生の転機を前向きにとらえること

転勤は、会社員の宿命とも言えます。

自分に与えられた宿命ならば、思い切ってやってみる。

そのことが、思いがけず良い方向に行くこともあるのです。

つねに前向きに、積極的にチャレンジしてみる気持ち。

成功につながるのは、やっぱりそういう気持ちがあるかどうかが大きいのです。

では、今日はこのへんで!

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