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御社? 貴社? 弊社? 相手の企業をどう言えばいいのですか?

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先日のキャリア相談室、添削をしてほしいと持ってきた学生の履歴書を見ると、志望動機に相手の企業のことを、「御社」と書いてありました。

「あ、これちょっと違うね」

と私は言いました。

相手の企業のこと、場合に応じて言い方が変わるのですが、あなたは正しく理解しているでしょうか?

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面接など話すときに使うのは「御社」

話の都合上、まず面接のときなど、話す場合ですが、これは「御社」と言います。

読み方は「おんしゃ」です。「ごしゃ」ではないですよ。

履歴書など文章に書くときは「貴社」

履歴書やエントリーシートなどに書く場合は、「御社」ではなく「貴社」を使います。

何故、話す場合は「御社」で、書く場合は「貴社」なのか?

これについての一般的に言われている理由はこうです。

本来は、「貴社」が良い。

でも、口で言う場合は、「きしゃ」だと、「記者」、「汽車」、「帰社」などの同音異義語があるので、意味が間違って伝わらないために、「貴社」というのを避けて「御社」というのが良いということです。

文章で書く場合は、字を見ればわかるので、本来の「貴社」が良いということです。

まあ、口で言う場合であっても、前後の文脈から「きしゃ」と言ってもまさか「汽車」だと思うことはないでしょうから、この説もどうかと思うところはあるのですが、一般的にはそういう理由で使い分けるべしということになっています。

相手によっては「貴行」「貴校」などもある

慣例的に、相手が企業であっても、銀行の場合は、「貴社」「御社ではなく、「貴行」「御行」と言います。

学校の場合は、「貴校」「御校」ですね。

「弊社」は会社が自分のことをへりくだって言う言葉

一度だけですが、面接練習のときに相手の企業のことを「弊社では」と言った人がいました。

これは絶対間違いですので、言わないように。

「弊社」(へいしゃ)は、会社が自分の会社のことを言う場合にのみ使われる言葉です。

「弊社の製品は・・・」というようなときですね。

ですから、社外の応募者がこれを使うのは間違いです。

では、今日はこのへんで!

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