連休明けの時期になると、就活で結果が出て来る4年生が多くなってきます。
今年もその時期になりました。
初めて内定をもらえたと喜んでいる人もいますが、すでに何社も内定をもらい、しかも全戦全勝というすごい人も出てくるようになりました。
逆に全敗が続いているという悲しい人も出てきて、同じようにスタートした学生なのに、差が歴然としてくるというのもこの時期です。
では、全戦全勝するような人は、いったい何が違うのでしょうか?
私の経験上では、下記の3つの共通点を持っていると感じています。
自己肯定感が高い
「自己肯定感」とは「自分はOK」「自分は大丈夫」と思えているということです。
そう思えている人は、面接でもありのままの自分を出せます。ありのままの自分をさらけ出して大丈夫と思えるからです。
逆に、自己肯定感が低い人は、ありのままの自分を出せません。だから飾ったり作ったりしてしまいます。
企業の人事は、長年数多くの学生を見ていますので、飾っている人はわかります。
逆に飾っていないで自分のありのままを出せている人には、非常に透明感を感じます。
どちらが良い評価になるかは、言うまでもないですよね。
そして、自己肯定感がある人は、落とされたときにも不必要に落ち込みません。
自分のせいではなく、「相性が悪かった」と思えるので、すぐに気持ちを切り替えて次に行けるのです。
実際、企業の採用とはそういうものなのですが、自己肯定感がないと、自分が否定されたように感じてしまい、さらに悪循環にハマるのです。
軸をはっきり持っている
自分がやりたいこと、自分が興味を持っている事業などの「軸」をはっきりと持っているので、志望先の選択に無駄がありません。
面接やエントリーシートでの「志望動機」を作るのにも苦労しませんし、自分の本心から発した言葉なので説得力が生まれます。
軸を持っていないと、手当たり次第に受けることになってしまいます。
無駄に多くの企業を受けては落とされるという、時間とエネルギーの浪費をしています。
当然、志望動機も苦労してひねり出したことのみになってしまうので、表面的になり、説得力が無くなってきてしまいます。
見栄や高望みがない
軸をはっきり持っていることも関連するのですが、自分のやりたいことや興味を持っている事業ということを第一に考えているので、人から良く思われるところとか、安定していればどこでもいいとか、そういうことは最初から眼中にありません。
つまり、自分があるので、見栄や高望みで企業を選ぶ間違いを犯すことがないのです。
自分には見栄がなくても、親が持っている場合もよくあるのですが、そうしたときも、自分の本心でこれをやりたいというものを持っているので、親を説得することもできるのです。
結論:気づくことができれば決して遅くはない
いかがでしょうか?
以上は、私の働くキャリア相談室で、全戦全勝を重ねている学生数人に共通する特徴で、事実です。
なかなか内定が取れないという人は、ここに挙げた特徴のどれか、もしくは全部が当てはまっていないはずです。
自分には何が足りなかったか気づくことができれば、決して今からでも遅くはありませんので、自分がこの3つの特徴に当てはまるように努力してみてください。
では、今日はこのへんで!