部下が決まったことをやらない。
それは本当に「やらない」のだろうか?
「やらない」んじゃなくて、「できない」のではないだろうか?
「やらない」と言うのは、できるのに「やらない」ということだ。
つまり、本人の気持ちの問題ということになる。
上司にしてみれば、あいつはできるのにやらない。つまり、「けしからん」ということになる。
この場合、誰が悪いか? 部下である。
一方、「できない」だったらどうか?
部下はやろうと言う気持ちはある。でも、できない。能力の問題だ。
そうなったら、できない人にやらせる方が悪い。
この場合、誰が悪いか? やらせる上司である。
その二通りがあると思うのだ。でも往々にして、上司は、「部下はできるのにやらない」と決めつけているのではないか?
だから、尻を叩いたり、ノルマを決めたり、チェックを厳しくしたりする。
それが上司の仕事だと思う。
でも本当は、部下は、やろう、がんばろうとは思っていても、やっぱり、できない。ということに苦しんでいるとしたら。
上司の仕事は、そのできない理由を取り除いてあげるか、できる人に仕事を移すか。だ。
人というのは、どうしても得手不得手がある。
そこをきちんと見て、仕事はできる人にやらせる。というのが大事じゃないだろうか。
この記事を書いた人

- 就活・転職・キャリア・オンライン相談室
-
国家資格キャリアコンサルタントです。
医療機器メーカーの人事部で中途・新卒の採用業務を15年経験後、大学キャリア相談室での就活支援から社会人の転職支援まで幅広く活動しています。
日頃の生態を知りたい方はFacebookをフォローしてください。