という記事にも書いたのですが、経団連の指針によれば、「正式な内定日は、卒業・修了年度の10月1日以降とする。」とのことなので、この定義によれば10月以前の時期は、正式には「内定」ではなく、「内々定」なのです。
では、企業が「内々定」しますと言った場合はどう解釈すれば良いかというと、「正式な内定はまだですが、内定を出すことにしましたよ」という意味です。
そう言われたら、安心して良いのかどうか、イマイチ、不安定な感じがしますよね。
この「内々定」というものをもらったら、そしてそれが第一志望の企業だったら、安心して他の企業を辞退しちゃってもいいのでしょうか?
それをちょっと考えてみたいと思います。
入社承諾書について企業が言うかどうかがカギ
もし、企業から、電話やメールで「内々定します」と言われたときには、「いついつまでに入社を承諾するか返事をください」とか、「いついつまでに入社承諾書を送ってください」ということを一緒に言われるかどうかです。
入社承諾を学生から得たいと企業がから何らかの意思表示があれば、「内々定」とは言っても実質的に「内定」が確定と思って良いです。
逆に、ただ「内々定します」というだけで、入社承諾のことについては何も言ってこなければ、まだそれほど確かな内定ではない可能性が高いです。
つまり、「一応キープしといて、他の受験者の方が良かったら取り消しすればいいや」というレベル、つまりあなたが補欠にされている可能性があるということです。
ですから、「内々定」のときに入社承諾について何も言ってこなければ、「入社承諾書はまだ提出しなくてよろしいのでしょうか?」と聞いてみてください。
その回答が、「入社承諾書は10月以後にお送りします」とか、「送付時期は未定です」というようなことだったら、危ないですから、まだ他の企業は辞退せず、就活を続けた方が良いです。
では、今日はこのへんで!