キャリアカウンセラーの立場で学生さんに、「企業の情報で何が気になりますか?」と聞くと、多くの人が福利厚生面や給与について気にしていることが分かります。
やっぱり、ホンネはそりゃそうですよね。
私は以前は企業の人事として、採用する側に立っていたのですが、その立場だと学生さんは滅多に福利厚生面については聞いて来ません。
やっぱり、そういうことを聞くのはまずいということが分かっているのですね。
確かにそれは正解です。
では、本当は知りたい企業の福利厚生面は、どうやって調べれば分かるのでしょうか?
3つの方法をご紹介しましょう。
合同企業説明会で聞いてしまおう
合同企業説明会は、採用担当者は1日に非常に多くの学生さんに接するので、誰がどんな質問をしたかなんて分からなくなります。
ですから、ドサクサに紛れて、何でも聞いてしまいましょう。
それに、採用担当者の気持ちとしては、合同企業説明会では良い学生を見つけようというよりも、企業を知ってもらいたいという気持ちで臨んでいるので、多少ヘンな質問でも、その場が盛り上がるのであれば、喜んで答えてくれるということもあるんです。
その企業に行ったOB、OGに聞こう
大学のキャリアセンターに行けば、その企業に行ったOBやOGを紹介してくれると思います。
その人に連絡を取って、実際のところどうなのか、聞いてみましょう。
企業の人事担当者は、嘘は言わないにしても、言いたくないことは言いません。
OB、OGなら、可愛い自分の後輩に対しては、どんなことでも話してくれるでしょう。
とっておきの裏ワザ、それはハローワーク
学生さんの就活でハローワークに行く人は少ないのですが、目的によってはなかなか使えるのです。
その一つが、企業に直接聞きにくいことを確認したいとき、ハローワークの相談員に頼んで、代わりに聞いてもらうことです。
もちろん、ハローワークに新卒の求人を出しているところに限られますが、ハローワークに求人を出している企業であれば、ハローワークから問い合わせがあったら正直に答えざるを得ませんので、本当のことが分かる可能性が高いです。
ハローワークには新卒の就活をサポートする専門の部署もありますので、気軽に相談してみることをお勧めします。
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では、今日はこのへんで!