「採用試験の最終面接が終わって1週間経つのに合否の連絡がない。ダメだったのかな?」
という場合、企業の人事部の中ではいったい何が起こっているのでしょうか?
考えられる4つのケースについて書いてみたいと思います。
最終面接の結果通知が遅い理由1.当落線上にいてどうしようか悩んでいる
一番単純に考えられるのはこのケースですね。人事部の中でも意見が割れているのかも知れません。
もし、「この人はどうしても欲しい!」という場合であれば、逃げられないように素早く合格の連絡をして来るはずです。残念ながら、あなたは、少なくともそうは思われてはいないようです。
でも、悩まれているということは、合格の可能性もあるということでもあります。
最終面接の結果通知が遅い理由2.補欠としてキープされている
既に他の受験者に内定通知を出していて、入社承諾書の提出を待っているのかも知れません。もしかしたら、その受験者から内定を辞退される可能性があるので、その場合はあなたが内定通知をもらうことになります。
逆に、もし先に内定を出した他の受験者が入社を承諾したら、あなたの席は無くなります。
「あなたは補欠です」などど言えば、失礼ですし、そんなことを言ったら、キープしておきたいあなたにも逃げられてしまうので、企業は何か別の理由をつけて、あなたを引き止めておこうとするかも知れません。
最終面接の結果通知が遅い理由3.企業内のシステムに問題がある
採用を決定するのに、人事部に権限が無く、社内の稟議に時間がかかる、通常でも稟議に時間がかかるのに、社長が長期出張していて他に決裁権のある人がいない、内定通知書を発行するのに、すごく社内の手続きが面倒である。などなど。
あなたの内定はもう決まっていて、人事部としてはすぐにでも内定通知を出したいのだけど、勝手にやると怒られる、もしくは後でくつがえる可能性が怖くて動けない。
今どき、そんなスピード感のない仕事のしかたをしている企業はどうかと思いますが、まだそんな会社は結構多いかも知れません。
最終面接の結果通知が遅い理由4.忘れられている
これだけは避けたいところですよね。
でも、特に新卒採用の場合、多くの受験者を抱えていて、採用担当者があまり慣れておらず、採用のフローがきちんとしていないような場合、最悪、受験者が忘れられることもあり得なくはありません。
私が15年間採用担当をやっていて、幸い、このケースは1回もありませんでしたが。(あったけど、気づかなかっただけとか・・?ドキ)
まとめ:まずは聞いてみましょう
以上述べたような理由は、企業に聞いても正直に教えてくれるとは限らないと思いますが、悶々として待っていても仕方がありません。
もし、忘れられていたとしたら、あなたの電話で思い出してもらえるかも知れません。採用担当者も人間ですから、あり得ないことではないのですから。
電話して聞いてみて、そのときの採用担当者の反応のしかたで、ある程度雰囲気がつかめるのではないでしょうか。
ともあれ、どんな理由であれ、受験者を待たせているという引け目はあるはずなので、「申し訳ありませんが、いついつまでに回答するのでお待ちください」という回答はもらえるはずです。
そしたら、その日にちまで待って、その約束をまた破るようであれば、それはそういう企業ということです。
そのとき、どこまでも待つのか、こちらから辞退するのか、あなたが判断すれば良いのです。