先日、学生さんの就活相談の中で、そんな質問がありました。
まあ、時間とお金があるなら就活のための情報収集の一つとして読んでも決して悪くはないですが、無理して購読しなくてもいいんじゃないかと私は思います。
最先端の金融系や商社、報道関係などを志望する人であれば、日経新聞はある程度必要ということもあるのかもしれませんが、それ以外の一般の企業では、まあ必要ないでしょう。
日経新聞はエライ人たちの雑談ネタにはなってるけど。
だいたい社会人でも新聞全部読んでないですよ。
そんな暇ないです。
一部の超暇な役員クラスの人は、会社で隅から隅まで読んでいる人もいるかも知れなくて、そういう人が面接官として出てきて、「今朝の日経読んだ?」なんて得意気に聞いてくる会社もなかにはあるかも知れないですが、そのときは「日経新聞は購読しておりません」と答えてもいいんじゃないかと私は思います。
確かに会社の上層部の人は日経新聞が好きな人が多くて、そこから雑談のネタを仕入れていることもあるので、部長クラス同士は日経新聞読んでないと話が通じないとかいうこともあるようなんですが、だからと言って、学生にもそれを要求するというのは、ちょっとどうかなと私は思います。
新聞は情報収集の一手段。ニュースサイトでも全然OK
別に他の新聞でも全然良いですよ。
中には面接で「購読している新聞は?」なんて質問をされることもあるかも知れないですが、そのときは、朝日でも読売でも何でもいいです。実家住まいの人は、家で取っている新聞で全然構いません。
(余談ですが、面接で購読している新聞を聞くのは、思想信条の調査に当たるとして控えるように厚労省が指導しています。)
新聞を全然購読していないと言う人もいると思いますが、今はネットのニュースが充実していますから、日々の必要なニュースはそれで十分キャッチできます。
むしろ、今の時代は、忙しい中、隅々まで新聞を読む時間がもったいないので、電車に乗っているときなどに、スマホなどで必要な情報だけ効率的に収集するスキルの方が社会人としては大切だと私は思います。
とは言え面接対策としては最新の時事ニュースは押さえておこう
TVのニュースもネットニュースも何も見ないという人もいるかも知れませんが、就活対策として、というより社会人としてそれはちょっとどうかなとは思います。
新聞じゃなくても良いですから、今世の中で何が起きているのか、何が一番話題になっているのかくらいは、毎日チェックしておきましょう。
学生に日経新聞の購読までは求めなくても、最低限の一般常識は持っていて欲しいと思うのが、大多数の企業の考えていることですから。
では、今日はこのへんで!