就活も秋が近くなったこの時期になると、持ち駒の中から最終的に行く企業を決め、残りの企業には内定辞退をする人、逆に、持ち駒が全て無くなってしまって、また仕切り直しをしなくては行けない人、その両方がいますね。
持ち駒ゼロになって、仕切り直しをしなくてはいけない人は、ではこれからいったいどうやってまだ募集している企業を探せばいいんだろう?と困っている人も多いかと思います。
では、持ち駒ゼロになった人にお聞きします。
今までの就活はどんな手段でやっていたでしょうか?
もしかして、マイナビ、リクナビだけということはありませんか?
良くて学校に来ている求人票、その程度を情報源として企業を探してはいなかったでしょうか?
私がアドバイスできることはいくつかありますが、今日は、企業を探す方法の一つとして、ハローワークというものも考えてみてはどうでしょうか? という提案をお話したいと思います。
学生の皆さんに「ハローワーク」というと、「なんか失業者の人が行くところで、暗い雰囲気のところじゃないの?」というイメージを持っている人がいたりするんですが、そんなことはありません。
実は、ハローワークでは、新卒に特化した特別な組織を作って新卒者を積極的に応援しようとしているのです。
それも含め、就活にハローワークを使うと良い理由を3つご紹介します。
「新卒応援ハローワーク」という専門の組織がある
いきなり厚労省ですが、この「新卒応援ハローワーク」は東京に6箇所、その他全国の県庁所在地に設置されていて、新卒の就活に関する支援をあらゆる方向から行ってくれます。
ハローワークですから、その一番の使命である求人の紹介はもちろんのこと、その前段階としての、自分にはどんな仕事が向いているのか、どんな企業があって、どう探せばいいのか、といった悩みにも、相談員がマンツーマンで相談に乗ってくれます。
また、合同企業説明会や合同面接会などのイベントも定期的に行われています。
もちろん、公的機関ですから全部無料です。
リクナビ、マイナビに載っていない企業が多く見つかる
私は、これから仕切り直しで企業を探そうと思っている人にとっては、これが一番大きなメリットではないかと思います。
意外と学生の皆さんが知らないことなのですが、リクナビやマイナビに企業情報を掲載するのは、それに付随する合同企業説明会などのイベント出展料なども含めると、1シーズン何百万円というお金がかかるのです。
ですから、それだけのお金を採用活動にかけることができない企業は、リクナビやマイナビに掲載していません。そうしたリクナビやマイナビには載っていないけれど、良い企業というのは、世の中にたくさんあります。
それらの企業がハローワークで検索すれば見つかるのです。
確かに、そのように採用予算をかけられない企業は大企業ではないかも知れません。でも、これから仕切り直しをしようとしているあなたであれば、これからは大企業だけを狙っていてはダメだということは分かっていますよね?
その場でハローワークの人が直接企業に聞いてくれたりする
ハローワークでは、求人者に対して具体的な企業の紹介をしてくれます。
それだけでなく、例えば、あなたが興味を持った企業の採用状況や募集要項について、もっと詳しく知りたいということがあったとしたら、それを相談員に言えば、相談員の方がその場で企業の人事部に電話して確認してくれたりします。
場合によっては、その場で、面接に行くアポイントが取れることもあり得ます。
そういうことをしてくれるのが、ハローワークの最大の強みとも言えます。
どうですか? ちょっと良いかも知れないと思ったら、一度、近くの「新卒応援ハローワーク」を訪ねてみてはどうでしょうか?
まとめ:今までと違う手段も試してみよう!
今までと違う結果を得たければ、今までと違う行動を取らなければ、未来は開けませんよ!
では、今日はこのへんで!