内定がなかなか出ず、もう何をして良いかわからない、今からまた企業を探すのもウンザリという人もいるかも知れません。
そういう人にはいくつかの手段がありますが、今日は、有効な手段の一つ、「就職エージェント」を使うことを考えてみましょうという話です。
まず、「就職エージェント」とは何か
学生さんの立場から見ると、カウンセリングの上、あなたに合いそうな企業を紹介してくれる民間業者です。
企業の立場から見ると、求めるスペックの学生を手間をかけずに紹介してもらえるというサービスです。
では、この業者のサービスを使うとどんなメリットがあるのでしょうか?
(以下、就職エージェントの業者を単に「業者」と書きます。)
丁寧にカウンセリングしてもらえる
まず、登録すると1度は業者のオフィスに行って面談することになります。そのとき、経験豊富なカウンセラーが、あなたの希望や適性などを判断して、あなたに合いそうな企業を紹介してくれます。
周囲に相談できる人がいない人でも、親身に話を聞いて、あなたに向いた業種や職種を探してもらえますので、カウンセリングしてもらうだけでも価値があるかも知れません。
とにかく多くの企業を紹介してもらえる
ある学生さんは、面談後毎日メールで4~5社は紹介が来るそうです。
それを全部見るだけでも大変と言っていましたが、ありがたいことですよね。自分で探さなくても、どんどん情報を送ってくれるのです。
選ばれた優良な企業だけを紹介してもらえる
多くの企業を紹介されるからと言って、ブラック企業を紹介されたら困りますが、その心配はありません。
もしそのような企業を紹介して、すぐに辞めるようなことになれば、担当者は売上が立たないばかりか、企業からも学生からも信頼されなくなりますので、紹介する企業選びは慎重に行われています。
就職サイトに載っていない企業にも出会える
企業の中には、就職サイトに公開したりする採用活動は人手や予算が無くて出来ないというところもあります。
そのような企業がエージェントを利用していることが多いので、就職サイトに乗っていない優良企業に巡り会える可能性があります。
手間がかからずいくら使っても無料
業者は、あなたがめでたく採用されたら、企業から成功報酬を得ます。
だから学生さんはいくら利用しても、どんなにたくさんの企業を紹介してもらっても、全く無料です。
しかも、あなたはメールが来るのを待っていれば良いのです。楽です。
選考が通常より早く進むケースが多い
良い点はもっとあります。
企業は採用の手間を省くことを主な目的としてこのサービスを使っていることと、業者はその企業とマッチングすると思われる学生を紹介しています。
だから、通常の自由応募の場合よりも面接の回数を少なくして内定に至るという場合が多いです。
また、業者はそのようにして学生に便宜をはかるように企業に頼んでもいるようです。
不合格だった場合も理由をフィードバックしてもらえる
通常の自由応募と違う点は、選考の過程が全て業者を通されるということです。
日程の調整や選考結果の連絡など、全てが間に業者が入って進められます。
だから、「サイレントお祈り」をされる心配もないですし、通常は教えてもらえない「不合格だった場合の理由」も、業者を通してフィードバックをもらえるのです。
これはありがたいですよね。もし落ちてもその経験を次につなげられるのですから。
最後にちょっと注意点
至れり尽くせり、良いことづくめに感じるかも知れませんので、最後にちょっとだけ注意点を付け加えておきます。
多くの業者のなかには、目先の売上を立てることだけ考えて、学生を無理に「押しこむ」ということをする業者もあるかもしれません。
だから信頼できる業者を選ぶことがとても大事なのですが、大手の就活サイトや転職サイトを運営しているような有名な人材紹介会社であれば、まずおかしなことはしませんので、大丈夫です。
名前を聞いたことがないような会社については、止めておいた方が良いでしょうね。
では、今日はこのへんで!