皆さんが使っているリクナビやマイナビ。
これらのサイトは登録するだけで無料で全機能を使うことができます。就活の必須ツールというか、環境そのものと言って良いですね。
でも、リクナビやマイナビは、企業ですから利益を上げなくてはいけません。
では、学生の皆さんは何故、無料で使うことができるのか、考えたことがありますか?
答えはもうおわかりですね。
掲載企業がお金を出しているから
です。
つまり、掲載企業はリクナビやマイナビのお客様なのです。
企業は、新卒採用で学生を集めたいと思ったら、リクナビやマイナビに情報を掲載します。
リクナビやマイナビは、1シーズンのパック料金の見積もりを提示します。
価格は、企業の予算や価格交渉や政治的判断やその他いろいろな大人の事情で変わるのですが、数十万円〜数百万円です。
リクナビやマイナビは、企業から受注すると、企業に取材に行って写真を撮ったり掲載原稿を作成します。
リクナビやマイナビにとって、企業はお客様ですから、お客様の気に入るような掲載内容の案を作って提示します。
お客様の気に入る案とは、「学生が見て素晴らしい企業だと感じてぜひ入ってみたい!と思う」ような案です。
だって目的は学生の応募を集めることですからね。
以上でわかるように、リクナビやマイナビに掲載される情報は、企業の広告だということです。
「どの企業もよく見えてしまう」
という学生さんがいますが、当然のことなのです。広告ですから。
リクナビやマイナビの掲載記事は、
嘘はついていないけれど、書きたくないことは書いていない
のです。
企業が嘘をつこうとしたり、法律に反しているようなことを掲載しようとしないか、リクナビやマイナビは取材と原稿作成の段階でチェックして、そのようなことがないように気をつけています。
それは企業の無知によってその企業に対する学生の評判が落ちるようなことを事前に防ぐためです。
だから、基本的には掲載されていることに嘘はないと思ってよいです。
でも、都合の悪いことは敢えて書いていないということも知っておく必要があります。
とは言うものの、若干のヤラセもないではない。
写真などは若干ヤラセがあることはあります。
職場での様子などは、自然な写真に見えても、「取材だ!」ということになれば、社内の一番綺麗な場所で、一番見栄えの良い社員に来てもらって、多少の演出の上でカメラマンが撮る。というのは、まあ普通にあることです。
社屋の写真も、できたばかりの頃の綺麗な写真を使うことはありますね。ホテルや旅館のパンフレットではよくあることですよね。
まとめ:ネットの情報は鵜呑みにせず自分の目と足で確かめよう
リクナビやマイナビは確かにとても有効な就活の情報源です。
どんどん使って企業研究に役立てるべきです。
でも、だからこそ、それだけを鵜呑みにせず、自分の足と目で企業の本当のところを確かめることは絶対にしてくださいね。
では、今日はこのへんで!