学生さんの履歴書やエントリーシートを見ているときに、良く言われることが、
「こんな事書いてもありきたりなんじゃないかと思って・・・」
です。
エピソードって、何かユニークなものじゃなきゃいけないものなのでしょうか?
今日はそんなことはないんですよという話です。
企業が求めているのは、「ありきたり」なことができる人
だいたい、学生時代にしても、そんなにユニークなことをしてきた人の方が少ないですよね。
確かに、ひったくり犯を捕まえたとか、徒歩で日本一周したとか、そういう珍しいエピソードであれば、目を引くということはあります。
でも、大部分の学生さんは、部活やサークルで頑張ったとか、バイトやボランティアをしたとかそういうことでしょう。
それが普通だし、それで全然いいんです。
何も目を引くネタが無ければダメなんてことは全くありません。
何故かと言うと、会社の中の仕事こそ、「ありきたり」の集まりだからです。
何かを作る。
何かを売る。
文章を書く。
ミーティングをする。
集計をする。
資料をまとめる。
会社の仕事って、そういうことですよね。そういう毎日なんです。
そして、それをやってくれる人を求めているのですから。
だから、企業が求めているのは、
「ありきたり」のことがしっかりできる人
なんです。
企業が履歴書やエントリーシートの中から読み取ろうとしているのは、
「何をやったか」や「どんな結果を出したか」ではなくて、
あなたが、
「どんなときに、どんな行動を取ったか」
なのです。
シチュエーションは何でもいい。
あなたがそのときにどんな行動を取ることができたか。
どんなことを一生懸命やることができたのか。
それを見たいのです。
だから、ユニークなエピソードがない。などと悩まずに、
ぜひ、ありきたりのことをしっかりやったエピソードを堂々と書いてください。
では、今日はこのへんで!
この記事を書いた人

- 就活・転職・キャリア・オンライン相談室
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国家資格キャリアコンサルタントです。
医療機器メーカーの人事部で中途・新卒の採用業務を15年経験後、大学キャリア相談室での就活支援から社会人の転職支援まで幅広く活動しています。
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