よく言われることですが、1次面接というのは「ネガティブチェック」です。
私が企業の面接官をしていたときもそうでした。
1次面接は、「これはない」という人をふるいにかけることが目的です。
そして、「迷ったら次に進める」ということを原則にしていました。
つまり、「明らかにダメ」という人を落とす面接なのです。
では、どんな人が「明らかにダメ」になってしまうのでしょうか?
私の場合、大きく分けて、次の4つでした。
【1次面接で落とされる人の特徴】1.目を合わせられない
話をするときにこっちを見ない、目が合ってもすぐに伏せてしまう。
そういう人がいます。これは、自分に自信がないように見えてしまいます。
【1次面接で落とされる人の特徴】2.暗い
とにかく雰囲気が暗い。発言がマイナスなことばかり。
まず、背筋をシャキッと伸ばして、堂々としましょう。できれば笑顔で。
【1次面接で落とされる人の特徴】3.声が小さい
これも自信がない、意志が弱い、そういう印象を与えてしまいます。
大きな声で、元気よく話してください。
さて、今までの3つは態度に関することでしたから、自分の癖に気づけば修正することができます。
一度は信頼できる大人に見てもらって、正直に指摘してもらうのが良いでしょう。
逆に言えば、この程度のことを修正できれば、1次面接を通過する確率は格段に上がるのです。
でも最後はちょっと違って、面接官とのコミュニケーションの仕方に関することです。
【1次面接で落とされる人の特徴】4.面接官の質問に答えていない
態度は非常に良い。
笑顔でハキハキ話すことができる。
でも、質問の主旨と違ったトンチンカンな答えをする人がいるのです。それも堂々と。
きっと本人は、「言いたいことが言えた!」と満足しているかも知れません。
これ、結構あるのです。
私が企業で面接官をやっていたときに、ちょっとイジワルして、こんな聞き方をしていました。
「当社に興味を持った理由は何ですか?」
これ、あなたならどう答えますか?
「あ、志望動機だな!」と思って、憶えてきた志望動機を言う人が多いのです。
「え?違うの?」と思ったあなたはアブナイですよ!
憶えてきた志望動機は、きっと最後に「私は御社に入社したら・・・したいと思います!」なんてのが入っていますよね。
先の質問をもう一度見てみてください。
面接官は単に、「興味を持った理由」を聞いているだけです。
あなたが入社した後に何をしたいかなんて聞いていないですよね?
つまり、相手の言うことが聞けていない。コミュニケーション力がないと判断されてしまうのです。
良く誤解されるのですが、コミュニケーション力とは、話す力ではないですよ。
コミュニケーション力とは、「聴く力」のことです。
面接ではそれを見られているのです。
ここで落とされないように注意してください。
コツは、落ち着いて相手の質問を良く聞いて、シンプルに回答する。
ということです。
では、今日はこのへんで!