内定者の人に会社を決めた理由を聞くと良く挙がってくるのに、「採用担当者の人柄が良かった」というものがあります。
でも、ちょっと考えてみれば採用担当者は会社を代表して学生さんに会うという立場であるものの、社内の全ての人が同じ人柄ということはあり得ないですよね。
では、採用担当者の人柄が良かったからということを理由に会社を選ぶのはダメなのでしょうか?
私は全くダメということはないと思っています。
採用担当者は会社の顔だから
上にも書いたように、採用担当者は会社を代表して学生さんに会うという仕事をする人です。
ですから、そのことを理解している会社であれば、学生に与える印象が悪くなるような人を採用担当者にしないでしょう。
いわば、採用担当者は学生に対して企業を売り込む、一種の営業マンでもあるからです。
逆に、印象が悪い人を採用担当者にしている会社があったとしたら、その会社は採用に力を入れていないか、採用に対する考え方が少しおかしいか、もしくは、仕事に会った人を配置する能力がない会社ということです。
どちらにせよ、良い会社ではなさそうですね。
そういう意味で、採用担当者の印象が良いということは、少なくともある程度はまともな会社であると思って良いと思います。
採用担当者と、その周りの人も観察してみよう
もちろん、採用担当者と同じ人ばかりが会社にいるわけではありません。
それもまた当然のことです。採用担当者の印象が良かったとしても、もしかしたら、その人がとても良い人であるだけで、その同僚や上司は、とんでもない人である可能性もあり得なくはないでしょう。
ですから、会社訪問や会社説明会のときには、できるだけ多くの社員を観察して、またその人間関係がどんな感じかを感じ取ってみましょう。
類は友を呼ぶ。と言います。
採用担当者の印象が良かったということは、その人の人柄もありますが、きっとその人が楽しく働いている雰囲気があなたに伝わったのだと思います。
楽しく働けるということは、きっと社内の雰囲気も良く、人間関係も良好なのだということが想像できますね。
採用担当者の印象が良くなかった場合は?
逆に、採用担当者の雰囲気が良くなかったらどんな会社なのでしょうか?
暗いとか、やる気が無さそうとか、時間にルーズだとか、採用担当者がそんな感じだと、それはどんな会社でしょうか?
その採用担当者はきっと、色々なストレスを抱えながら仕事をしているのでしょうね。
それと、会社説明会の運営がきちっとしていなく、時間にルーズだったりする場合は、そのような仕事のやり方をすることが日常、許されているということですから、会社全体がそういうルーズな雰囲気なのだと想像できます。
まとめ:採用担当者を見て会社を判断するのは間違いではない
たまたま、採用担当者だけが良い人ということはあり得なくはないので、一応、周りの人や社員同士のやり取りも観察する。
でも、だいたいの場合、類は友を呼ぶので、採用担当者を見れば、会社全体の雰囲気が分かると言って良いというのが今日の結論です。
採用担当者は、単独の会社説明会の前にも、合同企業説明会から会うことが出来る会社の代表です。どんどん色々な機会をとらえて、その人に直接会って話をしてみること。
それが、あなたが自分で感じることができる、一番大事な企業研究になります。
では、今日はこのへんで!