会社説明会では、人事の人は学生のどこを見ているのでしょうか?
会社説明会に行くとき、気をつけなくてはいけないのはどんなポイントでしょうか?
採用担当者を長年やっていた私からお話ししましょう。
まずは持参物の準備を万全に
会社説明会では、筆記用具は当然として、選考が一緒になっている場合などは履歴書の持参が必要だったりします。
前日のうちに、会社からの指示を良く見直して、忘れ物や不備がないようにしましょう。
私がいた会社では、当日の午後に選考を行っていましたが、その準備のために朝の受付時に履歴書をお預かりしていました。
すると、まだ書き終わっていませんとか、写真を貼っていませんという人が時々いました。
採用担当者からすると、集めるべきときに集められるものを全部集められないと、作業の効率が悪くなるので、悪い印象を持たれてしまう可能性があります。
会場についてからそのようなことをする必要がないように、前日のうちに準備は完全にしておきましょう。
説明会が始まる前には
当日の最初は、会社説明会の会場に到着する時刻です。
よく、開始10分前が良いと言われていますが、早く着いたのにその時間まで外でブラブラして時間を潰すということはさほど必要ないと思います。
あまりにも早く開始1時間前では、まだ準備中かも知れませんので会社に迷惑がかかってしまいますが、普通は開始30分前であれば受付を開始しているはずです。
それ以後であれば、いつ行っても全く問題ありません。
むしろ、早めに入った方が意欲があると感じますし、多くの学生が集中する時間を外してくれた方が有り難いということもあります。
一番悪いのは遅刻であることは言うまでもないですが、遅刻しないまでもギリギリは印象が悪いことは言うまでもありません。
席は最前列に座る
そして、これが非常に大事なのですが、自由席の場合、極力前の方から座るようにしましょう。
皆さんは大学の講義のときには、後ろの方から座るというのが普通かもしれませんが、会社説明会でこれをやると、「意欲のない学生」と見られてしまいます。
早めに行って最前列に座る。これを目指してください。
説明を聞いているときには反応しよう
前に立って説明をしていると、皆さんの顔は非常に良く見えます。
眠っていたら良く分かりますし、こちらを見ていれば目も良く合います。
そのときに、話にうなづいてくれると、話す方も非常に話しやすくなりますし、その学生さんの印象は良くなります。
また、前の方の席で数十分、そうやって面と向かっていれば、自然に顔も憶えます。
余談ですが、ある大学の学内説明会に行った時に味わった恐怖体験をご披露しましょう。
教室を一つ使っての企業説明だったのですが、10名程度の学生さんがいたにも関わらず、目はこちらを見ているものの、ただの一人もうなづいてくれないのです。まさに、微動だにしない。
じっとこちらを見つめているだけなのです。大変失礼ですが、ゾンビの群れみたいで、正直、怖かったです。(笑)
まとめ:早めに行って最前列、そして良い反応
もし、あなたが第一志望の企業の会社説明会に行くのでしたら、
・前日に準備を完璧にする。
・早めに行く。
・最前列をキープする。
・説明する人と目を合わせてうなづく。
これをやって、バッチリ良い印象をつけてください。
そうすれば、会社説明会は、単に説明を聴く受け身じゃなくて、あなたをアピールする場になるのです。
では、今日はこのへんで!