ある朝のカフェにて。
私の斜め前に座っていたスーツ姿の学生さんが、一生懸命に履歴書を書いていました。
そんな季節だよなあと思って見ていたら、彼の履歴書にはまだハンコが押されていませんでした。
じつは、ハンコは書き始める前に押す方が良いのですよ。これ、何故だと思いますか?
理由は、
最後の捺印で失敗したら全てが水の泡だから
です。
一生懸命書いて、「これでよし!」となったところで最後にハンコを押す。
ハンコって結構、難しいのですよね。
ズリッ!とずれちゃったり、かすれたり、曲がったり。
最後の捺印で失敗したら、せっかく気合入れて書いた履歴書が一巻の終わりです。
これは紙の無駄というより、精神的ダメージの方が大きいですよねえ。
だから、まず白紙の履歴書にハンコを一番最初に押してから、書き始めましょう。
では、写真はどうでしょう? 写真も一番最初に貼っておいた方が良いのでしょうか?
違います。
写真は逆に、一番最後に貼るのが良いです。
理由は、
書き損じたら高価な写真が無駄になるから
です。
最初に写真を貼ってから書き始めて、途中で間違えたら、もうその履歴書は捨てです。
二重線を引いたり修正液で直したりはできませんので、紙を変えて書き直しです。
(本当はだから履歴書の手書きはイヤなのですけどね。でも新卒の場合は仕方ないですね。)
そのとき、写真を最初に貼っていたら、写真も一緒に無駄になってしまいます。
きっと写真も、スピード写真じゃなくて写真館で撮った高い写真ですよね。
これは経済的なダメージが大きいですよね。
だから、写真は一番最後の仕上げに貼りましょう。
では、今日はこのへんで!