この春から某大学のキャリア相談室に勤務させて頂いて、多くの学生さんの相談に応じていますが、徐々に「この人はもうすぐ内定取れるだろうな」とか、「この人はちょっと考えを変えないと難しいだろうな」とかを感じるようになりました。
そして、上手く行く人と上手く行かない人の間には、ある傾向があることもわかってきました。
今日は、就活が上手くいく人の傾向を、「就活の極意」として4つ挙げてみたいと思います。
ぜひ、自分と比べて参考にしてください。
【就活の極意】1.動くこと
就活サイトでエントリーした後何もしていない人や、説明会にまでは行ったけどそのまま放置している人が結構います。
エントリーしただけでは何も連絡をくれない企業は結構あります。自分で説明会や選考会の予約をして、どんどん進めないといけません。
企業が見つからない人は、就活サイトだけを見ていませんか? 今、合同企業説明会はほぼ1年中やっています。業種や職種が決まっていない人は、どんどんそうしたイベントに足を運んで、ヒントやきっかけを掴みましょう。
就活は、まず自分で積極的に動くこと。これが第一歩です。
【就活の極意】2.焦らないこと
友達が内定が取れ始めたり、自分の選考がなかなか進まなかったり、企業がなかなか見つけられなかったりすると、徐々に焦りが出てくる気持ちは分かります。
でも、焦って良いことは何もありません。
ここ数年は企業の採用活動も長期化し、秋になっても十分多くの企業が採用活動を続けています。
年が明けて2月や3月になって内定が決まる人も決して珍しくありません。
他人とペースを比べる必要はありません。
焦らず、じっくりと腰を据えて、自分に合う企業は必ずあると信じて、進んで行きましょう。
焦らない。だけど、決してあきらめない。少しずつでもいい、前に進んでいけばいいのです。
【就活の極意】3.楽しむこと
会社説明会や面接から帰ってきて「楽しかったです!」という学生がいます。
これはとても良いです。
面接ではきっとリラックスできて、笑顔で自分らしさを発揮できたことでしょう。こういう場合は間違いなく、相手に良い印象を与えていますので、上手くいくに違いありません。
就活に限らず、仕事全般がそうなのですが、楽しんでやれる人は一番強いです。
また、就活に関して言えば、世の中にある多くの企業、多くの仕事、そしていろいろな人たち、好奇心旺盛なあなたであれば、今までの自分の世界が一気に広がることは、本来楽しいことのはずです。
それに加えて、就活での自己分析は自分を、それも自分の良い所を見直す絶好のチャンスでもあります。そして多くの新しい体験は自分を成長させてくれます。
それは、実に楽しいことではありませんか?
【就活の極意】4.一人で悩まないこと
とは言っても、迷路に迷い込んでどうして良いかわからないこと、自分がやっていることがこれで良いのかわからないことがあるでしょう。
そんな時は、決して一人で悩まないことが、最後の極意です。
大学のキャリアセンターには、必ず相談に乗ってくれるキャリアカウンセラーがいるはずです。
多くの大学では、学生がキャリアセンターに足を運んでくれないと悩んでいます。
ぜひ、一人で悩まず、キャリアカウンセラーに相談してみてください。
最終的な決断はあなたがしなくてはいけませんが、どのように進めばいいのか、どのように考えればいいのか、きっと親身になって教えてくれるはずです。
良かったら、私も相談に乗りますので、遠慮無くご利用ください。
では、今日はこのへんで!