就活の面接やエントリーシートで、「学生時代に頑張ったこと」を聞かれますよね。
そのときに、部活の部長やバイト先でのリーダーなど、リーダーシップを取った経験を書くのが良いと言われます。
また、面接では、エントリーシートなどにそのようなリーダーシップ経験が書いてあると、「どんな苦労があったか?」とか「どのようにして皆をまとめたのか?」など質問されます。
企業は何故、学生にリーダーシップの経験を問うのでしょうか?
だって、新入社員として一番下っ端になるあなたに、リーダーシップを求めるというのはおかしいと思いませんか?
でも実はリーダーシップを聞くのは別の理由があるのです。
新人に求められているのは「良い下っ端」になること
企業が新入社員のあなたに求めることは何でしょうか?
それは、「良い下っ端」になってくれることです。
では、「良い下っ端」になるには、あなたは何をすれば良いでしょうか?
リーダーの言うことを理解し、的確に実行する。リーダーにとって使いやすい部下になることです。
そのためには何が必要でしょうか? それはリーダーの気持ちを理解できるということです。
もし、あなたにリーダーになった経験が無ければ、人の上に立って皆をまとめるリーダーの苦労や悩みが分からないでしょう。
あなたにリーダーになった経験があれば、どのようにリーダーに協力すればリーダーを助けることができるかわかるでしょう。
これが、あなたにリーダーシップ経験があるかどうか、企業が聞く理由なのです。
リーダーシップと同じくらい大事なフォロワーシップ
これは、あなたが下っ端の新入社員時代だけではありません。
将来も、全ての人がリーダーになれるわけではありません。むしろ、多くの人が、リーダー以外の立場で仕事をしていくことになります。
そうしたときにリーダーをフォローし、自分に与えられた仕事を遂行する。
それをリーダーシップに対して、フォロワーシップと言います。
リーダーひとりが頑張っても、チームでの仕事は成功しません。
リーダーを支える良いメンバーがいてこそ、チームは戦えます。
部活やバイトでリーダーを経験したあなたには、そのことが痛いほどわかっているはずですね。
では、今日はこのへんで!