(この記事は2020年2月28日に書きました。)
コロナウイルスの影響で、多くのスポーツイベントやライブなどの文化イベントの中止が相次いでいますね。
3月1日を前にして大手サイト主催の合同企業説明会が中止になるなど、就活にも大きな影響が出ていると報道はされていますが、私はこれ、
「逆にチャンスなんじゃないの?」
とも感じたのです。
その理由なんですが、思い当たることが主に2つあります。
【コロナウイルスで就活がチャンスな理由】1.色々中止で空いた時間を就活に注げるから
大学で学生とこんな会話がありました。
部活はまだ忙しい?
いえ、来週の試合が中止になりました
そうか、コロナの影響で? バイトは?
バイトも2週間休みになりました
じゃ就活の時間取れるようになったね?
というようなことが、多くの学生に発生していると思われます。
思いがけず空いた時間を、就活に回しましょう。
今の時期は、企業の情報を収集して、応募する企業を決め、エントリーをする時期です。
普通なら一気に忙しくなるこの時期、時間に余裕ができるのはとてもありがたいことです。
空いた時間で、不十分になりがちな企業研究を少しでも多くやって、自分に合った企業を探すために使いましょう。
幸い、多くの情報は合同企業説明会に行けなくても、ネットで十分に収集できます。
安全な家にこもって、多くの企業の情報を仕入れ、自分なりにまとめて企業研究をより深く進めましょう。
【コロナウイルスで就活がチャンスな理由】2.企業の危機対応力、先進力を見ることができるから
合同企業説明会に参加できない、または自社の会社説明会も開催できない。
そういう企業は、代わりの手段を懸命に模索しています。
今年は本当に、オリンピックのあおりで早めに採用活動を進めなくてはいけなかったところに、このコロナウイルスで、企業は本当に大変です。
でもこうした状況だからこそ、そこに対応する企業の底力が試されているとも言えます。
今多くの企業で行われているのが、webを利用した会社説明会や面接などの試みです。
採用活動に限らず、多くの企業では在宅勤務に切り替えるなどの施策が行われていますが、そうした動きに対応できない企業も多くあります。
就活をする学生さんの側としては、そうした企業の動きを見ることで、その企業の危機に対する対応力や、技術の進歩についていける力などを知ることができます。
人でも企業でも、何かあったときにこそ、本当の力が表れるということがあります。
その意味で、今年は企業の普段見れない力を見ることができるというのは、学生さんにとっては、またとないチャンスだと思います。
今年のコロナウイルスの災禍を、単に不運だと考えず、チャンスに転換する力を、皆さん一人ひとりが身につけてほしいと思います。
そうした力が、これからの大変革の時代を生き抜いていく力でもあるのです。
では、今日はこのへんで!