就活中のの学生さんが気にしていることの一番は、「ブラック企業ではないか?」かも知れません。
自分が受けようとしている、もしくは受けている企業が、ブラック企業だという噂を聞いたら、すごく不安になりますよね。
そんなときはどうしたら良いでしょうか?
噂を鵜呑みにせず自分でその根拠を調べてみること
まずは、その噂の出処や内容をよく確認してみましょう。
企業を悪く言う噂は、退職した人が企業を恨んで書いた誹謗中傷のことも多いですから、単にネットの掲示板での発言だけでなく、信頼できる情報源を当たってみましょう。
残業が多いかどうか、離職者が多いかどうか、有休取得率はどうか、などの数字的なことを調べるには、「就職四季報」に主要企業の数字が載っています。
また、社風や仕事のやりがいなど、数字にできない部分については、このサイトは誹謗中傷を排除しているので、ここでの口コミが比較的信頼できますので参考にしてください。
自分の軸と比較して、納得できるのかどうか
ブラック企業と噂が立ったとしても、ブラック企業とは何かという明確な定義があるわけでもなく、勝手にそのレッテルだけが独り歩きしている可能性もあります。
上に書いたような具体的な情報を手にしたら、自分がそこで働くとしたらどうなのか?を冷静に考えてみましょう。
例えば、残業が多いということにしても、自分ならどの程度の残業なら耐えられるのか?
また社風についても、体育会系の社風や、イケイケドンドンの社風、そんな雰囲気も、人によっては合っていることもありますよね。
そうした判断を正しくするためには、まず、自分の就活に対する軸を定めておく必要があります。
自分は仕事に何を求めるのか?
絶対に譲れない条件は何か?
そうした自分の価値観と照らして、自分が納得できれば良いのです。
逆に言えば、納得できなかったら、キッパリと止める覚悟も必要になります。
明らかに違法な企業は受けない。努力している良い企業は多くあるから。
世の中には、明らかに違法なことをしている企業も確かにあります。
例えば、残業代を正規に支払っていない、違法な長時間労働をさせているなどです。
最近では、企業の違法行為に対する社会的制裁が厳しくなっていることや、「ブラック企業」のレッテルを貼られることは企業にとって死活問題になっていることから、多くの企業で法的に正しい経営をしようとする努力が進んでいます。
マスコミではブラック企業というダークサイドばかりが報道されるので目立たないのですが、逆に健全な経営をして良い会社になるように努力しようとしている企業はたくさんあります。
今の売り手市場において、明らかにブラックな企業をあなたが選ぶ必要性は全くありません。
ぜひ、あなたの曇りのない目で、良い企業を見極めて選んでください。
では、今日はこのへんで!