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募集人数の多い少ないから推測できる企業の状況とは?

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学生の皆さんが結構気にする募集要項の中の情報の一つが、「募集人数」ですね。

募集人数が多ければ入りやすい、少なければ難しい。という判断がされがちなこの数字ですが、そう簡単にとらえるとちょっと危ないこともあります。

また、募集人数は、そこから企業の実情も推測できる数字でもあるのです。

という話を今日はしたいと思います。

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募集人数が多い場合に考えられる企業の状況

単純に募集人数の数字を見て判断する前に、社員数も見てください。

まず、社員数に比較して募集人数が多い場合です。

社員数が50人なのに募集人数が20人とかでしたら、明らかに異常ですよね。

でもそういう会社もあります。

これはどういう理由が考えられるかというと、一つは「すぐ辞める人が多いから」ということです。

すぐ辞めるということを見越して、あらかじめ多めに採用しておこうというケースです。

こうした考えで採用している企業は、選考も適当な場合が多く、確かに受かりやすいということがあります。

でも、受かりやすいからと言って受けても、「辞める人が多い」というのは何かその理由があるわけです。つまりブラックな可能性があるということです。

ここのところをしっかり調べておかないと、あなたも入ったはいいが、すぐに辞めざるを得ないことになります。

また、社員数に比較して募集人数が多い場合には、他の理由もありえます。

それは、企業がスタートアップの時期や、急成長を迎えている時期にあることです。

急速に事業所や店舗を増やしている、または増やそうと計画しているような場合です。

これは実際に人が必要だから採用しようとしているので、まだ企業自体が安定期になく将来性は不安定な可能性はありますが、企業が成長する時期に加わることは、仕事は多少きついかも知れませんが、あなた自身の成長の場としてもとても良い環境になる可能性もあります。

前述のブラック企業かもしれないケースとは逆ですので、企業情報(特に最近年度の売上の推移や今後の事業計画)や採用選考のやり方をよく見て、募集人数が多い理由をしっかり確認しましょう。

募集人数が少ない場合に考えられる企業の状況

上記とは逆に、企業規模と比較して募集人数が少ない場合にはどんな理由が考えられるでしょうか?

一つは企業が安定していて、辞める人も少ないということです。

辞める人が少なければ、平均年齢が高めになるので、そのあたりも判断の材料になります。

創業年は結構古い、平均年齢も高い、募集人数が少ない。

そういう企業は、人の動きも少なく、事業拡大もしないので人を増やす必要もないという、安定期に入っている可能性があります。

企業の安定性という面では良いかも知れませんが、体質が古かったり、新しいことに挑戦する風土がなかったりする可能性もあります。

企業の考え方や風土があなた自身の好みや価値観に合うかどうか、しっかり見極める必要があります。

また、募集人数が少ない場合は、「厳選採用」をしている可能性もあります。

こういう企業はブラック企業と違って、しっかりと人物を見極めて自社に合った、そして長く勤めてくれそうと思える人を採用しようとしています。

ですから、選考も面接の回数が多かったり、内定までに時間がかかったりすることもあるでしょう。

毎年、採用計画はあるにしても、無理をしてまで採用しようとはしません。

しっかり見極められるということは、選考を通過するための難易度は高くなる可能性がありますが、その会社に合っているかどうかをしっかり見てくれるので、安心感は高いと思います。

昨年度と採用人数が大きく変わっている場合の理由

昨年度は多かったのに、今年度は採用人数が少なくなっている。

そのような場合は、昨年は思った以上に採用することができたので、今年は少し絞ろうと思っている可能性があります。

もしくは、事業拡大の時期が過ぎて安定期に入ったので、採用を絞ろうということかも知れません。

こうした企業の状況の変化による採用人数の増減は、どこの企業でも常にありえることですので、増えた場合、減った場合は、その理由もよく確かめておいた方が良いですね。

以上、募集人数の多い少ないから推測できる企業の状況についての話でした。

ぜひ参考にして、受けようとする企業の状況を見極めてくださいね。

では、今日はこのへんで!

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