今どきの学生は地方に行きたがらない
就活中の学生さんの話を聞くと、「地方には行きたくない」「実家から通いたい」「転勤のないところがいい」などと言う人が多いです。
昔は、総合職で採用されたら、どこに配属されるかわからない、企業が決めたところに行くしかないというのが常識で、男性は正社員ならそれは覚悟していたし、女性はそれが嫌だから一般職に応募するというのが普通でした。
でも最近は、それは困る、自分の住むところは自分で決めたいという状況や心情が一般的になってきました。
それは当然のことだと思います。むしろ、「どこに住むか」という人生を左右するような大きな決定を会社がしてしまうということの方がおかしかったと言えるでしょう。
でも企業としては、それがつらいところです。
でも企業は地方に行ってくれる人も必要
日本全国に事業所があるような企業としては、必要に応じて地方に行ってくれたり、転勤にも応じてくれる社員が、どうしても必要です。
でもそれを望まない学生が多い現状。
ということは、もしあなたが「地方勤務歓迎です!」と言ったら、企業は「お!」と身を乗り出すと思いませんか?
地方勤務や転勤を受け入れるだけで、間違いなく格段に合格率が上がります。
地方での一人暮らしはとても良い人生経験
中には、「今まで親元で暮らしてきたので、就職を機に一人暮らししてみたい」という学生さんもいます。
私は、とても良い考えだと思います。
結婚したら共働きだから簡単には転勤できなくなるでしょう。でも、独身の間は、一人暮らしをしてみるというのは、とても良い経験です。
住む場所も、今まで生まれたところから一度も離れたことがなかったら、これを機会に他の場所を経験してみるのも、また良い人生経験になります。
見知らぬ土地での初めての一人暮らしは、不安も多いでしょうが、あなたが自立した大人になるために、とても良い勉強だと思います。
ひとつ、これを機会に考えてみてはどうでしょうか?
では、今日はこのへんで!