就活をしていて、企業の選考を受けると、1回ではまず終わらず、最低でも3回くらい呼ばれて面接を繰り返します。多い企業は5回も6回もやるところがあります。
さすがにそんなに多いと面倒だし、選考期間も長くなるので、何とかしてほしいという感じですよね。
では、企業は何故、何度も面接を繰り返すのでしょうか?
それには主に3つの理由があるのです。
1.できるだけ多くの人の意見を集めるため
面接とは、人が人を見て判断するのですから、どうしてもそれぞれの人の価値観や好みに左右されます。
また、人事部門が見る目と、現場の責任者が見る目は、立場が違うので変わってきて当然です。
限られた少ない面接官で判断すると、判断が偏る可能性があります。
できるだけ間違いのない判断をするために、多くの面接官の意見を総合して判断することが必要です。
そのために面接の回数が多くなるのです。
2.多くの応募者をふるいにかけていくため
特に新卒採用の場合は、応募者が多いので、全部を企業のエラい人が全部見ることはできません。
始めは人事部の若手が見て、次は現場や人事部の責任者が見て、最終面接は役員や社長という経営者レベルが見る。
というように何段階か設けて徐々に応募者をふるいにかけていけば、忙しい管理職や経営者に多くの時間や手間をかけさせる必要がなくなります。
そのために何度も面接をするのです。
3.引き伸ばし作戦のため
通常、選考は1回だけでなく、何度かに分けて行われます。
面接の日程も、それぞれの段階の面接が、日を置いて何度も行われます。
もしかしたら、最初の方で面接をした応募者よりも良い人が、後で面接をした中で出てくるかも知れません。
そう思うと、できるだけ多くの受験者を比較検討したくなります。
そのためには、最初の方で面接をした応募者には、結果を出すまで長い間待ってもらわなくてはいけません。
でも、あまり遅いとその間に応募者に逃げられてしまう可能性もあります。
そこで、逃げられないための引き伸ばし作戦のために、もう1回面接に呼ぶ。ということもあり得るのです。
結論:何度も呼ばれるのは可能性があるから
以上のような理由で、企業は何度も面接を繰り返すわけですが、確かに面倒ではあるのですが、呼ばれているうちは可能性があるということです。
面接のたびに、何度も同じようなことを聞かれて閉口することもあるかも知れませんが、面接に何度も呼ばれるということは、そのたびに他の応募者より勝ち進んできたということでもあるのですから、ぜひ自信をもって臨みましょう。
前回と同じようなあなたを最大限表現すれば良いのです。
では、今日はこのへんで!