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恩義だけで行く会社を決めないようにしましょう。

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「選考のとき、人事の方にとても良くしていただいたので、辞退するのが申し訳ないです」

という人がいます。

その気持はとても良くわかります。

あなたは礼儀もマナーもわきまえて、さらにとても優しい気持ちの方ですね。

でも、就職は、もしかしたらあなたの一生を決めるかもしれない大事な決断。

だから、その「申し訳ない」という気持ち、ちょっと冷静に考えてみてほしいのです。

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人事は「会社の営業マン」なのです。

あなたにとても良くしてくれた人事の人は、何故そのようにしたと思いますか?

単純に良い人だったからでしょうか?

まあ、それもあるかも知れませんが、これを忘れないでほしいのです。

「人事は会社の営業マン」

なのです。

彼のミッションは、良い人を見つけて採用すること。

選考過程であなたにとても良くしてくれたのは、あなたを獲得したいからです。

人を獲得したいがために、「就活終われハラスメント」なんかをやる人事もいますが、そんなのは最低で、あなたが出会った人事の人は、優秀な営業マンとして正攻法であなたにアタックして来ているのです。

内定を承諾してくれるまでは、あなたは彼にとってお客様。

だから、あなたに親切にしたり、あなたを気持ちよくさせたりするのです。

あなたはそれにまんまと乗せられた。とまでは言いませんが、彼のしていることは、それが彼のビジネスだからなのだ。ということはわかっている必要があります。

断ったり断られたりはお互い様

あなたはとても良い人だから、良くしてくれた人には断りにくい。

その気持ちはわかるのですが、あなただって、一生懸命受けた企業から「お祈りメール」をもらって断られたことはいくらでもあるでしょう?

あなたはその企業に最大限の礼を尽くし、真剣に入社したい気持ちをアピールした。

でも、落とされますよね。

つらい場面も多いですが、採用、就職という世界は、そういうことが普通なのです。

それを乗り越えて行ける人だけが、いつか相思相愛の縁に巡り会えるのです。

企業にとっても、「この人は絶対欲しい!」と思った人に辞退される。

それも普通のこと。それにいちいちメゲていたら、採用担当の仕事はやっていけないのです。

採用担当者はナンパ師と同じ

ここまで言うと怒られるかも知れないのですが、わかりやすい例えとしてあえて書きました。

聞いた話ですが、ナンパ師が多くの女性をモノにできるのは、決して彼がモテるからではなくて、数打っているからなのです。

どんどん女性に声をかける。

どんどん断られる。

それの繰り返しを数多くやっているだけなのです。

断られてもメゲない。いちいち気にせず、「次いこう!」とやっている。

採用の仕事もこの点では同じなのです。

つまり、あなたが断っても、彼はすぐに忘れて次の仕事にとりかかるはずです。

つまり、心配しなくても大丈夫です。

就職にはあなたの人生がかかっている

あなたは優しい人だから、彼の気持ちまで推測して、「断ったら悪い」と考えています。

でも、あなたが思っているほど、あなたに断られたダメージは彼にはありません。

それよりも、就職先を決めるのは、あなたの人生がかかっている大事な決断です。

一時の感情よりも、冷静にその企業の全体を見て、あなたにとってどちらが自分にとって幸せになれるのか? を判断してください。

決して、恩義だけで企業を決めないことです。

では、今日はこのへんで!

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