毎年6月になると、大学3年生に夏休みのインターンシップを紹介するためのイベント(合同企業説明会)が催されます。
今日は、この時期の合同企業説明会の攻略法についてお話してみたいと思います。
合同企業説明会ではいくつかの業種をピックアップして聞いてみる
3年生の6月という時期は、まだ志望企業はもちろん、どんな業界を目指すかも決まっていない人が多いと思います。
そういう人でも、合同企業説明会にはあらゆる業界の企業が集まっていますから、その中からいくつかの業界をあらかじめ選んでから行くことをオススメします。
出展している全部の業界の企業の話が聞ければいいのですが、時間的にそれは無理ですので、限られた1日の開催時間の中で効率的により多くの企業の話を聞くために、事前の準備として、聞いてみたい業界をいくつかピックアップしておくのです。
さらにその業界の中から、聞いてみたい企業まで絞っておいても良いですが、当日の現場の状況(混んでいるとか、説明開始のタイミングとか)によって効率的に回れない可能性がありますので、合同企業説明会では、目指した業界の中で1社、どこかの企業の話を聞ければ良いとするのです。
何故それで良いかというと、企業は自社の説明をしますが、そのときにまず背景としてその業界全体の話をしてくれることが多いからです。
つまり、企業の話を聞くことで、今の時期にまず必要な業界全体の知識を得ることができるのです。
志望業界が決まっている人はその中でバラエティ豊かに企業を選んで聞いてみる
志望業界がすでに定まっていて、他を検討する必要がない人の場合は、志望業界の中でいくつかの企業を選んで話を聞いてみましょう。
その際の企業のの選び方ですが、もちろん、自分があらかじめ気に入っている企業、好きな企業があればそれを優先して聞けばいいです。
そういう企業がまだない場合は、有名な大企業、知名度の低い中小企業、創業間もないベンチャー企業など、できるだけバラエティ豊かに選んで聞いてみることをオススメします。
企業の規模によって、事業のやり方や会社の雰囲気に違いがあることがわかりますし、バラエティ豊かな企業を選んでおくことで、この先選考に応募するときのリスク分散にもなるからです。
合同企業説明会の企業ブースではどんなことでも質問してみる
合同企業説明会の攻略でもう一つ大事なポイントは、企業の人に直接「何でも質問できる」ということです。
この先、志望する企業が決まって応募することになったら、その企業の単独の会社説明会に行くことになりますが、そのときにはもう選考の第一段階ですから、十分な企業研究をしないでボケな質問をしてしまうとマイナスになるということがあります。
でも、合同企業説明会、それも3年生向けとなれば、企業はそんなことは全く考えておらず、とにかく1人でも多くの学生に自社を知ってもらう。それだけを目的に来ています。
ですから、全然その業界や企業のことを知らない状態で、もう
すみません、何やってるのか教えてもらっていいですか?
で大丈夫なのです。
どうぞどうぞ!ご説明します!
とニコヤカに迎えてくれるはずです。
そういう今の時期の貴重な機会が、この時期の合同企業説明会なのです。
そんな場ですから、何を質問してしまっても構いません。
選考が始まったら聞きにくいような、残業とか転勤とか有給の消化率とか、そんなこともどんどん聞いちゃっても構いません。
合同企業説明会は、企業にとっては、30分程度単位で学生が入れ代わり立ち代わり来て、どんどん説明をしなくてはいけないので、企業は来た学生のことなど、いちいち絶対に憶えられませんから、ヘンな印象になったらまずいとか考える必要はありません。
以上のように、この時期の合同企業説明会に行くには、何の基礎知識も入りません。
必要なのは、積極的にどんどん聞いてみるという突撃意欲。
それだけです。
ぜひ、この良い機会を活かすためにがんばってみてくださいね!
では、今日はこのへんで!