会社を辞めたい、仕事を変えたい。
そう思ったとき、
「もしかしたら、自分の考えは甘えなんじゃないだろうか」
「もしかしたら、自分は我慢が足りないんじゃないだろうか」
と思うことがあると思います。
そういう場合の判断軸を一つ、提案してみましょう。
あなたが今求めていることは、
何かをしてもらいたいと思っているか、それとも何かをしたいと思っているか
です。
例えば、給料が安いというのは、「してもらいたい」欲求です。上司が自分を理解してくれない。というのも、「理解してもらえない」ことへの不満ですから、これも、「してもらいたい」欲求です。
つまり、自分の幸せを他者に求めている欲求です。
一方、より自分の能力が活かせる仕事がしたい、もっと世の中の役に立つ仕事がしたい、独立して自分の力を試したい。というようなこと。
それは、自分が何かを「したい」という欲求です。
つまり、自分の幸せは自分で作る欲求です。
いうまでもなく、前者より後者が良いです。
その理由は、自分が何かを「したい」ということは、あなたが成長できるからです。
他者に何かを求めても、他者はあなたを幸せにする責任も義務もありません。
あなたが自分で自分を成長させることができれば、あなたは自分で自分の可能性をいくらでも伸ばし、自分の幸せをどんどん創りだしていくことができます。
だから、「何かをしたいと思っているか」が大事であり、もし今、会社を辞めたり、仕事を変えたいと思っているなら、それが理由であるならば、あなたは躊躇する必要はありません。
良く世間の訳知り顔さんは、何かに挑戦しようとする人に対して、
「甘ったれたことを言ってるんじゃない」とか、「世の中はそんなに甘くない」
と言うでしょう。
でも、私は、「何かをしてもらえない」ことに我慢して何もしないでいることこそ、本当の甘えだと思います。
「何かをしたいと思っている」ことが理由であるならば、我慢する必要もありませんし、それを理由で辞めることは、決して甘えではありません。
どうか自信をもって、進んでください。