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「いつ辞めるか」ではなく、「いつ分かるか」

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1週間で辞めたっていいじゃないか! 「入社3年は働け」に読者反発 – ガジェット通信

を読んで。

フレッシャーズの調査でも、「入社したら3年は辞めずに続けた方がいい」と考える社会人は40.5%を占めた。
一方で、働く意味が感じられない会社にしがみつく必要はない、と強く信じる人もいる。「最初の3年」が大事なのであれば、貴重な若い時期をおかしな職場で過ごす必要はないともいえる。

これは、どちらが正しいという問題ではないだろう。

私も以前は、「入社したら3年は辞めずに続けた方がいい」と思っていた。
転職するとしても、何も知らない新卒で入社した場合は、どんな仕事でも3年やることでそれなりのスキルもつくし、仕事や会社を見る目も養える。逆に言えば、そのためには3年は必要だろうと。

しかし最近は、必ずしもそうは思わなくなった。

要は、正しく見通すことが出来るか? の問題だと思うのだ。

曇りなき眼で正しく見通して、「この会社はダメだ」と思えるのなら、1週間で辞めても良いだろう。

正しく見通せるかどうかは分からなくても、「あまりに耐え難い」と感じた場合は、「逃げる」という選択も必要だろう。これは最近のブラック企業問題を見れば、それが出来ることもまた、必要だと思う。

逆に、しばらくやってみてもはっきりとその判断ができないようであれば、もう少しやってみれば分かってくるかも。ということで勤め続けることが良いと思う。

つまり、その会社でしばらく仕事をしてみて見えてくるもの、否応なく感じてくるものが出てきた時に、「選択」をすれば良いのだと思う。

私自身、職種柄、意に沿わないこと、自分が好まないこと、などをやらざるを得ない状況にあった。しかし、それを長くやってきたからこそ、それに身を任せることは決して正しいことではないこと、そして、自分が好きなことをやるのが間違いではないことに自信を持つことが出来た。

分かったなら、辞めて良い。

まだ分からなければ、もう少し勤めてみた方が良い。

問題は、いつ辞めるかではなく、いつ、分かるか。だと思うのだ。

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