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人生における全ての選択は正しい。

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泥舟から脱出するなら早いほうが良い

を読んで。

この記事は、ヨドバシカメラの採用担当者が、入社後10日で辞めてしまった新入社員に対して「楽しさにたどり着く前に職を変えてしまうから、幸せになれない」と説いたという話についてだ。

この記事の中ではそれに対して、

10日で退職は早すぎにしても、10年下積みを続けたとしてどれだけのキャリアパスが得られるのか。一昔前ならおそらく、圧倒的多数が「いい話」と受け止めて終わっていただろうエピソードについて、意外にも賛否が分かれたのは、終身雇用と年功序列という「日本型雇用」が自明ではなくなり、就職への認識が世代間で変わりつつある現状を映し出しているのかもしれない。

私も確かにその通りだと思う。10年間を「下積み」と言えるのは、60歳の定年まで働き続けるということ、そしてそれによって自分も成長し、生活も向上していくということが前提にある。今の時代、それを前提として話をすること自体が、無理がある。

それが階段の一段目であるならば、多少の重労働や低賃金にも許容の余地は産まれるのかも知れません。しかし、苦労して上ったと思った階段が途中で途切れているようであればどうでしょう。そこまでに費やされてきた時間と労力は全くの無駄になってしまいます。

この文章で、私は、「無駄」という言葉が引っかかった。

今までにかけた時間と労力に見合う見返りが得られなければ、それは「無駄」だったということだが、私はこの捉え方はあくまでも物質的な面だけのように思う。

どんな仕事でも、どんな職場でも、10年も働けばそれなりの経験、知識、スキルが身につくだろう。それは会社を辞めても自分の中に残るものだし、死ぬまで自分のものとしてどこにでも持っていけるものだ。

これが得られることは決して、「無駄」ではない。

 

私は、基本的に人生には「無駄」はないと思っている。

その時は寄り道をしてしまったように思えても、それはそれによって何かを学ぶべきだったからだ。

だから、どの会社を選ぼうとも、それをいつ辞めようとも、「これが無駄になるんじゃないか」という心配をする必要はない。

辞める理由の中には、苦しいから、イヤになったから、「逃げる」ということもあるかも知れない。

私は、それでも良いと思っている。

それがたった10日の時点であっても、10年経った時点であってもだ。

早く辞めたなら辞めたなりの選択の結果が、その後に待っている。長く勤めたら勤めたなりにその後の選択が違ってくるだろう。

人生に、良い選択、悪い選択というものはない。全ての選択は正しいのだ。何故なら、どう選んでも決して無駄はないのだから。

大事なのは、その結果から自分が何を学ぶべきかを知ることだ。

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