(※ この記事は2015年に書きました。)
というように、この時期になるとこういう人が多くなりますね。
今年は就職活動のスケジュール変更によって、公務員試験の「官庁訪問」と民間の「選考期間」が重なっていた影響もあり、学生からは、「今まで公務員試験一本に絞っていた。これから民間企業へ志望変更をして間に合うのだろうか」という声が届いています。
なるほど。今年の「就活後ろ倒し」の影響がここにも出ていたということですね。
でも、今年の「就活後ろ倒し」は、公務員試験に落ちたあなたにとっては、決して悪いことだけではありません。
今年はまだまだ各企業の採用活動が続きます。
これは単に指針に従って採用スケジュールを後ろ倒しにしたということだけではありません。指針に従わない多くの経団連非加盟企業が8月以前に出していた内定に対して、多くの内定辞退が出ているからです。
多くの企業は、目標の採用数を満たすことができずに、今年は採用活動をいつ終わらせることができるのかという状況になっています。
だから、これから仕切りなおして民間企業の受験をしようとしているあなたにも、十分チャンスがあります。これは、今年ならではのラッキーなことなのです。
ぜひ、いつまでも意気消沈しないで、このチャンスを活かして、良い民間企業を探してみてください。
これからの企業の探し方は?
まずは王道のリクナビ、マイナビで良いです。多くの企業がまだエントリーを受け付けています。
大学のキャリアセンターにも足を運んでください。多くの求人がまだ残っていると思います。
それから、私がお勧めするのはハローワークです。意外と知られていないのですが、ハローワークでは、新卒学生の就職支援にも力を入れているのです。
これについては、こちらの記事に書きましたので、良ければ参考にしてください。
公務員試験に落ちたことが面接で不利にならないか?
はっきり言ってこれはありません。
面接では、「何故この時期まで就活を続けているのですか?」と聞かれるかも知れません。
本当はこう聞かれたら、「何故御社はこの時期まで採用を続けているのですか?」と聞き返してやりたいところですが、それはまあ冗談として。
この質問を企業がする意図は、「今まで就活をしていてどこにも受からなかった人なら、どこかに問題があるからかも知れない」という可能性を考えるからです。
あなたの場合、「今まで公務員試験を目指していて失敗したので仕切り直した」という明確な理由があるのですから、それを正直に言えば良いのです。
「公務員試験に失敗して仕切り直す人」というのは企業は毎年多く見ていますので、そのこと自体には悪い印象は持ちません。
ただ、一度挫折している人ですから、そこからどう立ち直ったか、民間企業に志望を変えるに当って、どのように自分の志望先を考えようとしているか、という点を見られます。
気持ちの整理をつけて堂々と臨もう
これから民間企業を受け直すことについて、気持ちの上で引け目を感じる必要は全くありません。
まずは、意気消沈した気持ちを切り替えること。まだまだ大丈夫だということを信じること。そして、正直に、明るく新たな気持で面接に臨んでください。
今年という年に新卒であるという一生に一度のチャンスを、どうか十分に活かしてくださいね!
では今日はこのへんで!