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秋になってもまだ内定をあきらめてはいけない3つの理由

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(この記事は2015年9月に書きました。)

9月も下旬になりました。

「就活後ろ倒し」で遅くなっていた大手企業の内定出しも終わって、多くの企業は10月1日の内定式の準備に入っている時期でしょう。

学生さんの方は、今年は全体としては売り手市場で、「就活後ろ倒し」の逆効果で内定は早めに出されていたものの、この時期まで縁がなく内定がない人や、内定はもらっていてもまだ納得できず就活を続けている人もいます。

中には夏の就活の疲れも出てしまって、もうあきらめムードになっている人もいるかも知れませんね。

でも、まだまだあきらめるには早いです。

今年は特に、例年よりこれからの就活は有利なのですから。そのチャンスを無駄にしないで欲しいと思います。

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多くの優良企業が採用を継続している

今年は「就活後ろ倒し」の逆効果で内定が早めに出されたと書きましたが、大手企業の前に内定を出していた中小企業は、大手企業が内定を出すのが8月だったために、その後に多くの内定辞退を食らっています。

中小企業は、採用予定人数を満たすことができず、秋以後も採用を継続せざるを得ない状態になっています。リクナビやマイナビを見ても、まだまだ多くの企業が採用を継続していることがわかるはずです。

それに、ここまで就活をしてきたあなたであれば、知名度やブランドだけで企業を選ぶ段階は卒業しているはず。

世の中には、将来性のある良い企業であるにも関わらず、知名度がないために学生を集めることができず苦戦している企業がたくさんあります。

 

今までより情報を得る手段を広げてみてください。

大学のキャリアセンターに行っていなかった人は行ってみてください。

それから、ハローワークもお勧めです。全国のハローワークに「新卒応援ハローワーク」という専門の部署を用意して、なかなかのサービスをしてくれています。

詳しくはこの記事を参考にしてください。

就活で持ち駒ゼロになった人はハローワークに行ってみよう!
就活も秋が近くなったこの時期になると、持ち駒の中から最終的に行く企業を決め、残りの企業には内定辞退をする人、逆に、持ち駒が全て無くなってしまって、また仕切り直しをしなくては行けない人、その両方がいますね。 持ち駒ゼロになって、仕切り直しをし

来年の方が就職は厳しくなるはず

今年の「就活後ろ倒し」は、結局誰も得しなかったということで経団連も見直しをすると言っています。

私の予測では、おそらくまた昨年以前のスケジュールに戻るでしょう。すると、企業の採用活動は落ち着きを取り戻します。

つまり、今年のように焦って早めに採用することはしなくなります。

今年は、大手企業の前に採ってしまおう、もしくは、他社より先に確保してしまおうという大手企業も含め、必要以上に採用してしまった企業も多くあるはずです。

それが今年の「売り手市場」の一因でもありました。

ですから、来年はその反動が来ます。採用数は今年より少なくなると私は予測しています。

「新卒」という一生に一度のブランドを大切に

「新卒一括採用」という日本独自の風習では、この1年だけ、企業があの手この手で学生を呼び込み、たくさん採用しようとします。

そのかわり、一度卒業してしまうと、まるで中古品扱いで見向きもされなくなる。というか、わずか1年や2年の差では人は何も変わらないのに、中途採用扱いになって、手取り足取りの指導もしなくなる。

日本の企業の採用にはそういうところがあります。

「卒業後3年までは新卒と同様に扱う」ということも厚労省は要請しているのですが、これについては何故かあまり声高に言われることもありません。

私も決して良いことだとは思っていないのですが、日本の企業は、本当に「新卒採用」がまだ好きでしかたない現状があるのです。

本当はこんなこと言いたくないのはヤマヤマなのですが、あなたの今の「新卒」というブランドは、就職するためには本当に貴重です。

ぜひ、この一生に一度の貴重なチャンスの時期を無駄にしないで欲しいと思います。

まだまだ、あきらめるには早い。

涼しくなって動きやすい時期にもなってきました。

ぜひ頑張ってほしいと思います。

では、今日はこのへんで!

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