「志望動機がどうしても書けません!思い浮かびません!」という人がいます。
こういう相談が来ると、仕事ですから、私も精一杯頑張って一生懸命考えてはあげるのですが、実はこういう人は根本的なところでダメな理由があるのです。
志望動機が書けない理由は何でしょうか?
それはズバリ、志望していないからです。
「志望動機」と言われると難しいのなら、あなたがその企業を受けようと思っている「理由」は何ですか?
何となく憧れの業界だから。
有名で良さそうな企業だから。
給料や福利厚生が良いから。
どの企業も似たり寄ったりで本当はどこでも良いから。
そんなことではないですか?
つまり、あなたがその企業のことが好きで入りたいわけではないということです。
それでは志望動機を書けるわけがありませんね。
志望動機は作るものじゃありません。自分の中から出てくる思いを言葉にすることです。
例えて言うならこういうことです。
好きでもない相手にラブレターを書けますか?
あなたがやろうとしていることは、好きじゃないけど、結婚するにはこのへんで適当でいいやと思える相手に、結婚してくれとラブレターを書くようなものです。
もしくは、相手のことをもっと知ろうとする努力もせずに、イケメンだからとか、年収が良いからとか、そういうことで結婚しようと思っているようなものです。
そんな相手から申し込まれても、まずOKとはならないですよね?
では、どうすれば良いか? これはもう二つに一つです。
好きになるまでその企業のことを研究すること
志望動機を書けない人は、殆どの人がその企業の特色を言えません。
企業も人と同じで、必ず、得意なことや、考えていること、そして雰囲気が1社1社違います。
まず、それを良く研究して、自分が気に入るポイントを探すことです。
「あなたのここが好きです」
それが言えなければその人の心に届くラブレターになりません。
それが出来なければ別の企業を探すこと
どんなに研究しても、気にいるポイントが見つからなかった場合はどうすれば良いでしょうか?
それは、あなたが志望すべき企業ではなかったということです。
結婚と同じで、順番を間違えてはいけません。
結婚するために好きになるんじゃなくて、好きになったから結婚するのではないですか?
就職もそれと同じです。
好きになれなかった企業なら、そこに行こうとすることは間違っています。
もう一度、あなたが好きになれそうな企業を探しましょう。
大丈夫、まだ時間はあるし、あなたがあきらめない限り、必ずあなたに合った企業はあります!
では、今日はこのへんで!