「面接や会社説明会に遅刻しそうだ!」
という状況になったとき、あなたならどうしますか?
なかには、遅刻したら絶対悪い評価になってしまうので、あきらめて何も連絡せず帰ってしまうという人もいました。
あなたはそんなことをしていませんか?
今日は、遅刻しそうになっても、諦めず最後まで頑張ったある学生さんの話をしましょう。
真夏の炎天下、彼は会社への道に迷った。
私が企業で人事担当をしていたときの、ある2次面接の日でした。
約束の時間が迫っているのに来ないなと思っていたとき、彼から電話がかかってきました。
最寄りの駅から歩き始めたが道に迷ってしまったとのこと。
彼がどこにいるのかわからなかったので、周りに目印になるような建物がないか聞いてもどこにいるかわからず、案内することもできません。
私も困ったところ、「頑張って探してみます!」ということで彼は電話を切りました。
真夏の暑い日でしたので、この炎天下をさまよい歩くのは大変だなと思って待っていましたが、結局約束の時間から30分ほど遅れて、彼は到着しました。
汗びっしょりで真っ赤な顔をしています。
聞くと、駅から逆の方向に歩き始めてしまったらしく、ただでさえ駅から遠い会社まで、倍の距離を歩いてきたようです。
私は、まずは上着を脱いでもらい、汗が引いたら面接を始めましょうと彼に言いました。
面接も、彼がたどり着くまでの話から和やかに始まりました。
決してあきらめなかった行動が彼の人柄を証明した。
結果として、この日の彼の失敗は、何があっても決してくじけず、最後まであきらめずに頑張るという彼の人柄を、何よりも証明することになりました。
遅刻は決して良いことではありません。しないに越したことはありません。
でも、どんなときにも最後まであきらめない。それはすべてを覆すこともあるということです。
では、今日はこのへんで!