「面接に自信がないんです」
とその人は言いました。
聞くと、初めての転職活動で、面接の経験も新卒の就活以来とのこと。
さて、この人はどうやったら、面接に自信を持つことができるでしょうか?
自信とは「挑戦できた自分」のこと
初めての転職活動。
面接の経験もない。
それで自信が持てたら、逆に不思議です。
まあ中には「根拠のない自信」が何故かある人もいますが、それはここでは対象外。
やっぱり「自信」というのは、経験を積むことで少しずつ積み重なってきて表に出てくるもの。
そういう気がします。
何事も、経験が無ければ、一歩踏み出すのが怖い。
これは当然のことです。あなただけではありません。
でも、そこを一歩踏み出さなければ、結果は絶対に出ません。
あなたが、今のままではいけない。ここから抜け出すためには何かを変えなくてはいけないと思っているなら、それは「行動」をしてみるしかありません。
失敗が怖い? 当然です。
でも、その失敗さえも敢えて経験してみようと思わなければ、何も変えることはできません。
簡単なことではないでしょうが、それしかないのです。
でも、失敗したとしても、つまづいたとしても、それはあなたが勇気を出して「行動」したからこその結果。
そのときのあなたは、もう、怖くて動くことができない、臆病なあなたではありません。
勇気を出して挑戦することができたあなた。
失敗も、大切な一つの経験です。
昨日までの自分とは違う。と胸を張って言えるようになったあなた。
それを「自信」と言うのです。
「自信」とは「挑戦することができた自分」のことです。
まだ何も動いていないあなたに「自信」があるはずはないのです。
「自信」とは正直な自分を出せるようになること
私は、多くの学生さんの就活支援をしてきましたが、最初は自信がないと言っていた人が、何度かの面接に挑戦しているうちに、あるとき、吹っ切れたかのようになることがあります。
そして面接に受かり始める。
そういうとき、彼、彼女はこう言います。
「自分を出すことができました!」
これは言い換えれば、開き直りかも知れません。
でも、開き直れると言うのは、強さがないとできませんよね。
どんな結果が出ようと、それを恐れない。
何度も面接を経験すると言うことは、落ちる経験をたくさん積むということでもあります。
でも、それを恐れているうちは、絶対に結果は出ない。
開き直れるようになる。それは言い換えれば、今日のテーマである「自信」がついてきたと言うことです。
だからやっぱり、「自信」と言うのは、勇気を出して動いてみることしか解決策はないのです。
そんな学生さんを多く見てきましたが、一方では、何度も転職に失敗したミドルエイジの方。
そんな方の多くが口にするのは、
「もう失敗したくない」
わかります。痛いほどわかるんですが、やっぱりこれじゃ結果は出ません。
失敗しない一番良い方法は、「行動しない」ことだからです。
あなたは、行動もせずに「自信がない」という99%になっていませんか?