過去最高、新入社員の50.7%が「定年まで働きたい」 – Business Media 誠
を見た。
これによると、この春就職した新入社員で「定年まで働きたい」と答えたのは、調査開始以来最も多く、半数を超えたとのことだ。
他の調査項目も総合すると、今の新入社員の全体像はこうなる。
・定年まで働きたい。
・年功序列より、実力・成果主義で評価して欲しい。
・仕事は丁寧に指導をして欲しい。
つまり、言い換えればこういうことではないか。
・ずっと頑張って働きます。
・自然に給料が上がらなくてもいいです。成果が出なければ給料が下がってもいいです。
・教えてください。その通りにします。
この社員像は、ブラック企業が求める社員像そのものじゃないですか?
確かに、悪いように取り過ぎということはあるかも知れない。
でも、ブラック企業の思うツボにはまって、その結果は、君たちが求める安定した定年までの生活ではなくて、わずか2~3年で心身ともにボロボロになって使い捨てられる。
それが目に見えるので、老婆心ながら、心配になるのである。
では、ブラック企業の思うツボにはまらないようにするには、どうすれば良いか?
成果主義を求め、ずっと働きたい。
これは立派な心意気である。
正当な評価をしてくれる企業を見つけて、ぜひ実力を磨いて成長して行って欲しい。
ただ、そのための勉強は、自分で、自分のためにやることだ。
そこが、これからのポイントだと思う。
懇切丁寧に研修を施す企業はもちろんある。一見、そういした企業はとても良い企業に映るかも知れない。
でも、企業の研修は、その企業に都合の良い社員を育てるための研修だ。
何があってもその企業に忠誠を誓うなら、それも良いかも知れないけれど、これからはそういう時代ではない。
自分がこうなりたいと思う目標を見つけて、自分でスキルを磨き、自分で自分を成長させて行く。
これから、まともな企業で本当に必要とされるのは、そうした自立した人材だ。
そして、それが自分自身の幸せな人生のためにも一番大事なことだ。