という記事には、こんな活動を自己PRで話したらウケが良くなかったとして、ボランティア、サークル活動、アルバイト、資格取得が書かれていました。
確かにこの4つは、多くの学生さんが自己PRとして出す鉄板な内容ではあります。
では、ウケが良くなかったというのは、多くの学生が書くので、物珍しさがないからダメということなのでしょうか?
この記事では、ウケが良くなかった理由として、ボランティアでは何を学んだかを書かなくてはいけないとか、サークルでは何か役職についていないといけないとか、アルバイトは長期間継続していた方が良いとか、資格はその会社で使えるものでないとダメとかが理由として書かれていました。
これも確かにあるでしょうが、私はちょっと違うなと思っています。
自己PRで大事なのはやったことそのものではない。
中途採用であれば、前の会社でどんな仕事をどのようにやって、どのようなスキルを身につけてきたのかが、採用にあたってのとても重要な情報です。
それを見ることで、今どんな能力を持っている人であり、これからどんな力を発揮してくれるかが推測できるからです。
中途採用で、「何々という会社にいました。」だけでは何のアピールにもなりませんよね。知りたいのは、そこでどんな仕事にどのようにどれくらい取り組んで、その結果どんなことが出来るようになったのか、です。
新卒の皆さんは前職がありませんので、前職での経歴の代わりに、アルバイトやサークルでの経験を語ってもらっているのです。
どんなアルバイトをしたとか、どんな部活をしたとかは、いわば、中途採用でのどんな企業にいたかと同じことで、それだけでは何のアピールにもなりません。
あなたがそれに対してどのように取り組み、そこからどのように成長することができたのか? それが大事なのです。
長くアルバイトをしていれば良いとか、役職についていれば良いとか、そういうことじゃないのはおわかり頂けたでしょうか?
あなたは何が出来るのか? 何をこれからしてくれそうか?
それを感じさせることが自己PRの目的なのです。
では、今日はこのへんで!